最近、「黄砂アレルギー」や「黄砂症」と呼ばれるものが問題視されています。
黄砂が中国の方から風に乗って飛んでくると言いますが、確かに毎年春先になると、空がかすみ、粉塵が建物や車に薄っすら積もるほど。
掃除や洗車も大変ですよね。
そんな黄砂ですが、実は結構人体にとってなかなかの有害なものらしい!?
黄砂がアレルギーを引き起こしている!?
花粉症だけでもつらいのに!(怒)
ということで今回は、黄砂アレルギーや黄砂症といわれる症状と対策、原因となる有害物質が一体何なのかなど、気になるところを詳しく調べてみましたので、一緒に見ていきましょう!
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黄砂とはそもそもどんなもの?
黄砂とは、中国大陸の内陸部に位置するタクラマカン砂漠やゴビ砂漠、黄土高原といった乾燥地帯の鉱物粒子(砂)が強い風(砂塵嵐)により高度数千メートルまで舞い上がり、中国大陸から日本の方向へと吹いている偏西風に乗って日本まで到達します。
この際、小さな粒子ほど遠くへ飛ばされるため、日本まで飛んでくる黄砂の大きさは4μm前後と言われ、非常に小さな粒子です。
※μm(マイクロメートルは1mmの1000分の1の単位)
スギ花粉が約30μmといわれていますので、さらに細かな粒ですね。
ちなみにPM2.5は2.5μm以下です。
黄砂は偏西風に乗るため春先に多く飛来し、花粉の時期とも重なり、また、その粒子の細かさから肺などの体内に入りやすく厄介なものと言えます。
では何が厄介なのか、黄砂が引き起こす、人への影響などを見ていきましょう。
黄砂がアレルギー症状を引き起こす!?
黄砂の粒子は石英・長石・雲母・カオリナイト等の鉱物で構成されています。
これらの鉱物には人体に有害なSIO2(シリカ)という成分が含まれています。
ここで知っておきたいことは、黄砂自体はアレルギーを引き起こすアレルゲン物質ではないということです。
しかし、黄砂にはカビや細菌なども付着していて、これらがアレルギーを引き起こすアレルゲンとなり、シリカがアレルギーの症状をさらに悪化させる原因になると考えられています。
そして知っておきたいことは、黄砂が大気中を浮遊して飛来する過程で、有害な大気汚染物質、カビやダニ抗原を一緒に運搬してくるということです。
黄砂アレルギーの主な症状は?
黄砂が人体に与える影響としては以下のようなものがあります。
・のどが痛い、咳が出る
・目がかゆい、目の炎症
・鼻水、黄色い鼻水が出る
・肺炎、気管支炎の悪化
・皮膚がかゆい、アトピーの悪化
・花粉症、その他アレルギー症状の悪化
黄砂アレルギーへの有効な対策は?
3月から5月ごろは黄砂が多く飛散する時期です。
また花粉症の時期とも重なるため、重症化してしまわないように
しっかりと対策をしましょう。
・黄砂情報をチェックして飛散状況を知る。
・黄砂が酷いときはなるべく外出を控える。
・黄砂が酷い日は屋外に洗濯物や布団を干さない。
・外出の際はメガネやゴーグルで目を保護する。
・花粉症用より高精密なウイルス用のマスクを着用する。
・高機能フィルターの空気清浄機を使用する。
などなど、花粉と同様に家の中や体内に取り込まないようにすることが大事です。ただ、黄砂やPM2.5は花粉よりも細かな粒子なのでマスクなど選ぶ際には注意が必要です。
黄砂情報はこちらからもチェックできます。
気象庁のサイトです。
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黄砂アレルギーの症状!?
先日の話なんですが、友人数人と屋外のテーブルでイスに腰掛けて会話をしていたところ、黄砂アレルギーと思われる症状がありました。
この日は確かに天気も良くて、黄砂や花粉が入り混じり、空が白のような黄色のような色で霞んでいましたね。
無防備に屋外で会話をしていたところ、2,30分も経つと、
目が異常にかゆい!しかも掻くとまぶたが腫れ上がる!
鼻水が止まらない!
腕や体がかゆくなるといった症状がそれぞれ各人に出ていました。
それ以上その場にはいられないほどでした。
特に目がかゆくて開けられないほど。
もともと花粉症の人もそうでない人もいましたが、このときは全員に何かしらの症状が出ていましたね。
このときはすでに屋外で大分黄砂を吸い込んでしまっていたのだと思います。
やはり黄砂も花粉同様に十分にケアして、体内や屋内にはできる限り取り込まないようにするべきということですね。
おわりに
この時期は花粉、黄砂、PM2.5のトリプルパンチでKOされないように、しっかり予防対策をしたいですね。
黄砂を侮ってはいけませんね。
なかなかのダメージでした。(泣)
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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