かわいいピアスを見つけてせっかく購入したのに・・・。
着けてしばらくしたらムズムズとなんだかかゆくなってきた!?さらには膿んできたみたい・・・。
それってピアスに出やすい『金属アレルギーの症状』かもしれませんよ!
今回はピアスのお悩み、金属アレルギーの症状と原因について見ていきましょう!
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ピアスによる金属アレルギー!こんな症状出ていませんか?
それでは早速ピアスなどの金属が体に触れることで発症する、金属接触アレルギーの症状を見ていきましょう。
症状の出方は人それぞれですが、主には以下のような症状が出てきます。
①ピアスホールのかぶれ
まず初期症状として、ピアスの金属が直接触れている部分にかぶれ、かゆみが出ます。(正直かなりかゆいです)
②炎症が起こる
ピアスホールの周辺が赤く腫れたようになってきます。(熱を持っているような感覚もあります)
③発疹・水泡ができる
赤い細かな斑点ができ、一つ一つが水ぶくれのようになる場合もあります。(そろそろヤバイ)
④ただれや膿がでる
ピアスホールの周辺がただれ、ジュクジュクと透明または黄色の分泌液が出ます。(汁が出てめちゃくちゃかゆいです)
⑤皮膚が荒れて耳たぶから耳、頬や首にかけてかぶれが広がってくることも。
ここまで進行すると、ただれやすい人は分泌液がとめどなく出て他所に広がる可能性や、逆に皮膚がガサガサになり、かゆみを超えて痛みに変わるなどの酷い状態になります。(そろそろ限界か!?)
⑥悪化すると全身性皮膚炎を引き起こす危険性があります
金属イオン(後述します)が血流に乗って全身に回ると、全身性皮膚炎を引き起こしてしまうことにもなりかねません。
これは耳だけではなく発疹やただれ等の症状が全身のいたるところに現れる酷い状態となります。(限界ですな)
いかがでしょうか。ピアスをした時にこのような症状があれば金属アレルギーの症状である可能性は高いでしょう。
症状の出方は人それぞれだと思いますが、アレルギーがあれば数十分から数時間程度で出てくるのではないでしょうか。
おっと失礼、(カッコ内)は管理人の心の叫びです。実はかなりの金属アレルギーなので実体験なんですよ。
⑥まではなりませんでしたが。⑤の時点で病院行きました。(TωT)ガビン
管理人の話はさておき、①最初のかゆみの症状が出て治まらないようなら、すぐに一旦外したほうが良いでしょう。
一度アレルギー反応が出てしまったら、そのまま治まっていくようなものでもありません。時間と共に悪化していく可能性が高いと言えます。
また、悪化させてしまうと慢性化してしまったり、傷口から細菌が入り、とびひなど別の皮膚疾患を発症させてしまうことにもなりかねませんので注意が必要です。
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金属アレルギーの原因とは?なぜピアスがなりやすいの?
そもそも上記のような金属アレルギーを発症する原因は何なのでしょうか。
金属には、人の汗や体液に触れると溶け出してイオン化する性質があります。これが体のタンパク質と結びつくとアレルギー症状を起こすアレルゲンとなり、金属アレルギーを引き起こします。
特にピアスによる金属アレルギーの発症事例が多いのは、ネックレスやブレスレットよりも体の内部に直接触れていることや、安価な素材のピアスの場合は、アレルギーを起こしやすい金属でできていることが多いということも理由のようです。
開けたばかりのピアスホールでは、このようなリスクが特に高くなることはお分かりいただけると思います。
他に薬の服用や歯科の金属歯、食べ物などから金属を体内に取り込むことで発症する全身型金属アレルギーがあります。
金属を体内に取り込んだ後、発汗と共に体外へ出てくる際にアレルギーを起こすため、手のひらや足の裏など汗をかきやすい部位に症状が現れやすくなります。
金属アレルギーになりやすい人は?
特に区別はなく、誰でもなる可能性があります。
花粉症などと同様にアレルゲンとなる物質が体に蓄積し、自身の許容範囲を超えてしまうと発症します。
このため金属アレルギーになる人はなる、ならない人はならない、でも急に発症することがありますよ!といったところでしょうか。正直明確には分からないのです。
そして一度その金属に対して発症すると、基本的に生涯完治することはできません。
アレルギーの出る素材のアクセサリは常に避けることになります。
金属アレルギーを起こしやすい金属は?
以下に比較的金属アレルギーを起こしやすい金属を挙げてみました。
- ニッケル
- 銅
- クロム
- パラジウム
- コバルト
- 亜鉛
- 水銀
- 真鍮
- 錫(すず) など
太字の金属は特にアレルゲンとなりやすいようです。
では逆に金属アレルギーを起こしにくい金属には以下のようなものがあります。
- プラチナ
- 金
- 白金
- 銀
- チタン
- ステンレス
- タンタル
- ジルコニウム など
太字の金属は特に金属アレルギーを起こしにくいといわれますが、金属である以上可能性は0ではありませんし、人それぞれアレルギーの許容範囲が違うため、その人によるということになりますね。
とはいえ、自分がどの金属にアレルギーがあるのか、全部の金属を試すわけにもいきませんよね。
そんなときは皮膚科の病院でパッチテストまたは血液検査を受けることで、アレルギーのある金属を調べてもらうことができますので、気になる方は受診してみてください。
金属アレルギーを予防するには?
金属アレルギーは一度発症すると完治は難しいので、普段から予防することも大切です。
- アレルギーを起こしやすい金属はなるべく避ける。
- アクセサリは常に清潔に管理する。
- 汗をよくかくときは金属の溶解反応が起こりやすいのでできれば外す。
- メッキの中の別の金属に注意。
- 変色するのは溶解して体内に金属イオンが取り込まれているので注意。
- 純度の低い金属に含まれる不純物にも注意。
- 着けっぱなし、長時間の使用は避ける。
どうしても金属が合わない方は、樹脂やアクリル製のピアスがあります。
これらは金属ではないので金属アレルギーは起こりませんが、接触部が汚れていたりすると同じくかゆみやただれの原因となってしまうので注意してくださいね。
その他の注意点として、亜鉛やニッケルといった金属物質を含む食品の摂取があります。
これらはチョコレートやコーヒーなどの嗜好品にも含まれているため、過剰摂取には気をつけましょう。
特にタバコにはニッケルなどの金属物質も多く含まれるようです。
おわりに
今回はピアスの金属アレルギーについて書いてきましたが、せっかくおしゃれを楽しむのにアレルギーと戦いながらというのでは苦労しますよね。
自分の金属アレルギーの体質について知っておくことも大事だと思います。
かく言う管理人も記事内で書いたように金属アレルギーで困ります。
しかもこれがまたやっかいなんですよ。
ピアスに限ったことでは無く、18k以上の純度の金かプラチナ以外はかぶれるというね・・・。ベルトのバックルなどでもすぐです。
シルバーもだめです。金でも14kやホワイトゴールドはだめ、18kや24kはOKという、ある意味あ、ここが管理人の境目か!なんて思っていますが。
もう一つ問題がありますよね。
値段が高い金属しかねぇぇぇぇ!!!いやぁぁぁ!!!
すみません、取り乱してしまって。
あ・・・高くて買えないからこれも予防法・・・?(´・ω・`)
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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