「スイカが腐るとどんな感じになるの?」
とお考えではないですか?
夏の暑い日にシャリっとおいしいスイカですが、皮がしっかりしているので、ある程度は日持ちするというイメージもありますよね。
でもそこはやっぱり生もの。当然ながら収穫から日が経って腐る(傷む)こともあります。
ついつい日をおいてしまって、いざスイカを食べようと思った時に、「明らかに腐ってる!」と気が付けるほどのものならまだ分かりやすいですが、実際には食べられるのか食べられないのか微妙なところで判断に困る時ってあるんですよね。
そんな時、実際にスイカが腐った状態がどんなものなのかを知っておけば、無理に食べて体調を悪くすることも防げます。
ということで今回は、スイカが腐ると色や臭い(におい)、見た目などはどのような感じになるのかということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう。
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スイカが腐ると色や臭い、見た目はどうなるの?
スイカは腐ってくると、以下のような状態になります。
色 | 果肉が本来のスイカ以上に真っ赤になる。 |
臭い | 腐敗臭がする。生ごみを腐らせたようなにおい。 |
見た目 | 果肉はとろとろと溶けたようになる。皮もブヨブヨと張りがなくなり、ヘタの辺りにカビが生えることも。 |
食感 | 本来のシャキッという張りやみずみずしさが無く、柔らかくねっとりしている。糸を引くようなこともあります。 |
味 | 酸味を感じたり、本来のスイカのおいしさが感じられない。 |
ちなみに僕も今までにスイカを腐らせてしまった経験が何度かあります。
本気で腐ったスイカは、もはや中身が液状化して球体でもなくなり、ドロドロになります。皮一枚で何とかスイカの形を保っていても、持ち上げようとしたときに皮が破れ、べシャーっと中身が出てしまうこともあります。この状態ではすでににおいもかなりきつくなっています。
さすがに「明らかにこれは食べられない!」と判断できる状態であれば諦めもつくというものですが、問題なのは「食べれるか食べれないかの微妙なケース」ですね。
スイカが腐っていく過程を順を追って解説しますと、まずよく熟れたいわゆる食べごろを過ぎますと、少しパサつきを感じ、さらに経過するとスイカの種の周辺からかなり赤くなってきます。
本来のスイカのおいしい時って、真っ赤というより少しピンクがかって、見た目にもシャキッとみずみずしさを感じられるはずなんですよね。それがどうにも赤らんでいて、ゼリーのような、どこかぷるっとしたような見た目や食感になってきます。
種の周辺のみがこのような状態であれば、まだその部分を取り除くことで食べれることもあります。ただし、スイカ本来のおいしさを感じられない、あるいは、異臭や嫌な食感を少しでも感じるようでしたら、もう食べるのは避けた方が無難です。
この状態からさらに経過したものになると、果肉がとろとろと溶けた状態になり、皮の張りもなくなってきます。そのころにはさすがに食べれ無さそうという見た目になっているはずです。
悪臭が漂ってきたり、カビてくるというのはもう最終段階ですね。
そこまでくればもう断言します。
ええ、腐っておりますと。
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食べれるぎりぎりのラインは?
腐ったスイカの状態や、そこに至るまでの過程をお話ししましたが、実際には食べれる食べれないの判断は、どこで線引きをすればいいのかということを考えてみましょう。
言うまでもなくスイカは他の野菜や果物と同じく、新鮮なうちに食べるに越したことはないですが、いつもいい状態の時に食べれるとは限りませんよね。家族がそろうタイミングとかもありますし。
僕の線引きとしましては、「種の周りが他の箇所に比べて明らかに赤くなっていて柔らかくなってきているなと感じたとき」です。もうそろそろヤバそうだなと考えます。
ただし、それまでの保存状態や収穫してからの日数もありますので、あくまでも目安です。しかしその状態ですでに完熟を超えて、古くなってきているというのは判断できますので、そこで食べれるようなら食べますし、「ちょっとこれは・・・」と迷うくらいなら食べません。
また、そこで食べ切れない分が出たとしても、もう翌日には食べれないと判断して処分することを考えます。
あとは一口食べてみて味が落ちている、もしくはおいしくないなと思えば、そこは潔くやめておくという感じです。
スイカの保存方法や賞味期限は?
そういえばスイカの賞味期限というのもあまり聞きませんね。
とはいえ時間が経てば腐るのは間違いありませんので、折角のスイカを無駄にしないためにもスイカの保存方法や賞味期限についても少し覚えておきましょう。
スイカの保存方法
丸のままなら常温で風通しがよく日が当たらないところで保管しましょう。
冷やすことでおいしくなるスイカですが、ずっと冷蔵庫へ入れておくのはよくありません。10℃以下に冷やし続けると甘みが減少してしまいますし、冷やしすぎにより食感が悪くなることもあります。(冷害)
スイカの大きさにもよりますが、食べたい時間の3~4時間前に冷やすとおいしく食べることができます。
ただし、カットしたものは傷みが早くなりますので、ラップをして冷蔵庫へ入れ、なるべく早く食べきりましょう。
スイカの賞味期限
丸のままのスイカなら、常温で(なるべく涼しいところで)およそ2週間から長くて4週間程度は保存できます。
とはいえ、収穫したばかりのスイカと、収穫してから日が経ったものとの区別は難しいですし、保存期間が長くなるほど味も落ちていきますので、賞味期限にかかわらず早めに食べるに越したことはありません。
いざ食べようと思ったら中身がダメになっていたというのでは残念ですからね。
そして気を付けていただきたいのが、カットした後のスイカですね。
こちらはカットしてからしっかり冷蔵庫で保管していても、当日から2日をめどに食べきるのが無難です。カットした後はあまり日持ちしなくなりますのでご注意を。
おわりに
スイカは外皮がしっかりしているので、ついついまだ大丈夫と思ってしまうんですよね。
でもやっぱり新鮮なうちが一番おいしいですので、手に入ったらなるべく早くいただきましょう。
そうそう、他にもスイカは腐ると爆発するなんて話もありますが、確かに熟れきったスイカを収穫せずにそのまま畑で育てていると勝手にバリっと皮が裂けて破裂してしまうことがあります。
そうなると鳥たちがしっかり食べて、あとは土に返っていきます。
もったいない話ですが、スイカって中身が見えないので、なかなか収穫のタイミングが難しいんですよね。農家さんはよく受粉した日などを記録して収穫の時期を見極めていますね。
と、話がそれましたが、今回は以上です。
このスイカ、日にちが経ってしまってちょっと怪しいかも・・・なんて心配な時にはこの記事を参考に、食べれる食べれないの判断をしてみてくださいね。
ただし無理な勝負は禁物ですよ。
僕は実際にスイカにあたってひどい目にあった経験もありますので・・・。^^;
その話も別の記事で書いていますのでよかったらどうぞ。(ちょっと汚い話になりますが笑)
他にもスイカに関する記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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