「もしかして牡蠣にあたったかなぁ…。」
とお考えではありませんか?
僕も牡蠣が大好きで、特にカキフライを好んで食べるんですが、久しぶりにがっつりあたってしまいました…。(泣)
原因はフライにしたといえども、やはり中心部の加熱不足だったと見ています。うちの実家で食べたものなんですが、小さい牡蠣だと3つ4つまとめて一つの衣にして揚げるんですよ。確かに小さいものは一つ一つ揚げていると手間がかかりますからね。
原因は100%特定はできませんが、おそらくその中に火が通りきっていなかったものがあったのだと思われます。味は新鮮でばっちりおいしかったですけどね…(^^;)
ということで今回は、牡蠣にあたると出る症状と、その後の治療の経過について、今まさに療養中の僕の体験談をお伝えします。
それでは行ってみましょう!
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牡蠣にあたるとこんな症状が出る
まず牡蠣の食あたりの主な症状として、しっかり出てくるのがやはり嘔吐と下痢、あとは頭痛、発熱ですね。
今回の僕の場合、牡蠣を食べたのが土曜日の夕食で、翌日の日曜日の夕刻ごろから軽い頭痛が始まりました。その日はそのまま過ごしたのですが、さらに翌日の月曜日の午前に激しい症状が出てきました。
なんかお腹が痛い…、いやそれより気持ち悪いか…、と考えているうちにもう、上からも下からもというやつです。
最初の下痢からせきを切ったように始まって、嘔吐と激しい下痢の繰り返しです。
この最初の症状が一旦少し和らぐまでの間、実に嘔吐6回と下痢を15回でしたね。時間にして約3時間、トイレから離れられませんでした。まさに出っ放しというような状態です。
ちなみに下痢といっても普通の下痢ではなく、完全に水様性です。「え?お尻からおしっこが出ているのか?」というくらいで、少々可笑しくなるくらい。
でもこの数時間は本当きついですね。下痢や嘔吐を繰り返しながらも、頭はガンガンと脈打つように痛み、このあたりから熱っぽくぼー…となってきます。
この時点では体温は37.5℃程度でした。しかしかなり体力は奪われ、だるさと頭痛ですぐにでも横になりたいくらいなんですが、まだまだ下痢が止まらないのでトイレに居続けなければならず。この状況は本当につらいですね…。
原因はノロウイルス?
今回の僕の場合、牡蠣を食べてから頭痛が始まるまでがおよそ24時間程度、そして下痢と嘔吐、発熱があったのが36時間~40時間程度といったところですね。ただ、最初の頭痛に関しては、当日の夜に冷え込んだこともあり、偏頭痛の類があったのかもしれません。実際にこの時は頭痛薬を飲んで対処しました。
月曜日の激しい症状が本症状だとすると、ちょうど牡蠣の食あたりの潜伏期間といわれる、およそ12時間~48時間に該当してきます。
ただし、これはあくまで今回の僕のケースですので、人によって、あるいはその時の体調や状況によっては当日や翌朝すぐに発症する場合もあれば、その症状の出る順番や重さも当然ケースバイケースですので、今回の話はあくまで参考程度に読んでくださいね。
ちなみに、つらい状況になりがちなこの牡蠣の食あたりですが、その原因となっているのはほとんどが『ノロウイルス』です。
例年11月から3月ごろの冬の間によく猛威を振るうアイツですね。
牡蠣とノロウイルスとの関係性や、その予防対処法などは最後のほうでご紹介する別記事で詳しく書いていますので、そちらを参照してください。
激しい下痢や嘔吐が続くのは、体がこのノロウイルスを必死で体外へ追い出そうとしている現象なんですね。そのため、下痢止めなどの薬は慌てて飲んではいけません。まずは、出るものはすべて出し切ってしまうつもりで、症状が少し落ち着くのを待ちましょう。
ただし脱水症状には注意が必要なため、少し吐き気が治まったころを見て、適度な水分補給を心がけます。
とはいえ、もちろんこの時期は他の菌やウイルスによる病気も多くなりがちですので、安易に自己判断はせず、酷い症状が落ち着いたころを見計らって病院を受診しましょう。
ということで次は治療の経過について書いていきますね。
治療経過を詳しく解説
さて最初のつらい症状を何とかやり過ごし、ようやくトイレから出ることができた僕ですが、少し横になったのもつかの間、ちょうど嫁さんが手が空いていたこともあり、病院(内科)へ行くことに。
診断の結果はやはりウイルスによる胃腸炎の可能性が高いということでした。
冬季、数日前に牡蠣を食した、となればこのような診断をされるのは珍しいことではないですね。
薬局で整腸剤と鎮痛頭痛薬、あとは胃薬と吐き気止めの薬をもらって帰りました。やはり下痢止めは飲まずに、「出るものはすべて出してしまったほうが治りが早いよ」ということでした。
家に帰ってからもその晩はトイレに何度も起きていましたね。1~2時間おきに目が覚めてトイレに駆け込み、次第に3~4時間は間隔が空くようになってきて…というような具合です。
薬を飲みつつ安静にしていると下痢もようやく落ち着いてきますが、38℃前後の発熱は3日ほど続きました。やはり体もかなりだるかったです。
ノロウイルスの感染力は強力なので、治療中のマスクや洗面用品など、家族への配慮も怠れません。家族にもマスクをしてもらうなど協力してもらいつつ(二次感染を防ぐ)、僕も今ようやく回復してきたところです。
ちなみに体力の消耗がかなり激しい場合や、脱水症状の疑いがある場合など、『点滴治療』が行われることもあります。
今回僕は最初の段階から、「出すものは出し切る」、「水分補給をしっかりする」という対処に努め、ちょうど翌日から休みで静養できたこともあり、早い段階で回復に向かうことができたので点滴治療はしませんでしたが、医師との相談のうえ、状況に応じて積極的に取り入れたい治療法です。
学校や仕事の都合をつけるのが大変なところですが、やはり食品関係や多くの人と接する環境にある方は特に、二次感染(ウイルス拡散)防止のため、しばらく出勤を控えるなどの配慮も大切になってきますね。
おわりに
下痢や嘔吐が治まってきたころ、胃腸のリハビリがてらに、おかゆやヨーグルトは良いですね。
僕もスポーツドリンク、ヨーグルト、梅がゆの3点セットで何とか乗り切りました。(笑)特にヨーグルトがすっとして良かったです。
逆に脂っこいものや消化の悪いものはしばらく避けてくださいね。なるべく消化の良いものを心がけましょう。
牡蠣はおいしいですが、毎度これだけが心配です。
あなたもお大事にしてくださいね。(^^;)
他にも牡蠣に関する記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
銀行引き落とし時間気になって調べてたどり着いたのがここでして、ムカデが社内に出まくりましてためになりまして、カキフライで自分も地獄を見たのを思い出して。
まだまだ気になる記事が豊富なので仕事中に拝見させてもらいます。
今、まさに牡蠣にあたって苦しんでいる所にこのサイトを見つけました‼️ 海外在住なので 保険の関係で日本のように簡単に病院に行かれないので 家で安静にするしかない感じです。夫も仕事に行き家に一人なので 何とか起き上がって日本から持ってきたポカリの粉を水に溶いて飲みましたが、飲み物でも口に含むと吐き気がします。一人で不安な時にこのサイトを見つけて心強く感じました。ありがとうございました。
加藤さん
読んでいただいてありがとうございます。
牡蠣はあたると本当に大変ですよね。お察しします・・・。
現状、病院に行くのが難しいということですが、その後の経過はいかがでしょうか。無事に回復に向かわれていることを願います。
過去に何度か牡蠣にあたっている僕の経験談ですが、自己判断で下痢止めなどの薬を安易には服用しないことと、脱水症状には十分注意です。
これなら飲めそうというような水分を少しずつ摂るようにして、症状が少し落ち着くのを見計らって、薬やその後の対処等、焦らず慎重に対応されてください。
それではどうぞお大事にしてくだいね。