「頚椎症ってどうやって治療するの?」
とお考えではありませんか?
以前に僕もあまりの首の痛さのため整形外科を受診したところ、【頚椎症・けいついしょう】という診断を受けてしまいました。
しかもこの頚椎症、どうやら加齢とともに悪化していく傾向にあるらしく、なかなか根本から治療するというのも難しいところ。
「これは長い付き合いになりそうだな・・・。」
と考えつつも、頚椎症についての認識を深めるために、治療方法について医師に相談して聞いたことを細かくお伝えします。
ということで今回は、頚椎症と診断された場合の治療方法について書いていますので、一緒に見ていきましょう!
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頚椎症の治療方法は?
そもそも頚椎症とは、7段ある首の骨を繋ぎつつクッションの役目をしている椎間板が、加齢や酷使されることにより擦り減り、神経を圧迫して痛みを伴うというような病気です。
【加齢から来るもの】といえばピンと来る方もいると思いますが、なかなか簡単には治せないんですよね。これが。
注射一発で良くなる、あるいはすぐに効く特効薬があるというものなら良いのですが、これに関しては何かウィルスを取り除くというわけでもないですし、長年かけて年齢と共に痛んでくるという部分は仕方がないところでもあります。
つまり、今後はずっと意識していたわっていかなければいけないということですね。
さて、30代でそんな頚椎症になってしまった僕ですが、自分の今後のためにも頚椎症の治療方法について書いておきますね。
根治(こんち・完全に治すこと)させるのはなかなか難しい頚椎症ですが、段階的に主に以下のような治療法があります。
・理学療法
・手術療法
順番に見て行きましょう。
薬物療法(やくぶつりょうほう)
これは僕が受けた治療ですね。
まだ頚椎症としてはいわゆる初期の段階にあり、痛みは強いが、まだ首周りだけの局所的な痛みにとどまっている場合。手足の痺れなどはまだ出てはいない状態ではこの薬物療法が用いられます。
痛み止めの飲み薬や、湿布、あるいは鎮痛剤の塗り薬などを処方されます。
まずは薬で様子を見ましょうということですね。
僕も1ヶ月ほどかかりましたが、何とか痛みは取れ、通常通りの生活に戻ることができています。
しかし、何ヶ月も痛みが続く、あるいは肩や腕にも痛みが拡がるなど、より症状が重いと判断された場合には次の理学療法も併せて実施される場合があります。
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理学療法(りがくりょうほう)
薬物療法に加え、検査の結果によっては早期に痛みを和らげることを目的に、専用の医療機器を使って頚椎を引っぱるけん引治療、他にも電気による治療や温める治療などが行われます。
また、頚椎の安定をはかり安静を保つために、頚椎カラーなどの体に装着する医療用装具が用いられることもあります。
これらの治療により痛みを取り除き、その後の日常生活においても極力頚椎に負担がかからないようにし、痛みの再発を防ぐという治療がなされることになるわけですが、症状によっては次の手術療法となるケースもあります。
手術療法(しゅじゅつりょうほう)
痛みや進行の度合い、あるいはレントゲンやMRIなどによる検査の結果によっては、手術を勧められることがあります。
手足の痺れが著しい、箸がもてないなど日常生活に支障をきたしている、歩行するのも困難な状況にあるなど、自然回復が見込めない場合においては、神経の圧迫を除去する手術や人工物による固定手術などが行われることがあります。
適用となる手術の種類はもとより、脊髄や神経といった身体の重要な部位になりますので、しっかり担当医に相談しながら治療を進めていくことになります。
しかしいくら手術といっても、痛んだ神経自体を復活させるようなものではありませんので、痛みや進行を和らげることはできても、手や足に痺れが残ってしまったりというようなことは往々にしてありえます。
このことからも、やはり頚椎症と診断された初期のころから、長い付き合いになることを考え、また、なるべく悪化させないように常に日常生活でも気にかけておくことが非常に大事ですね。
おわりに
こうして頚椎症の治療方法について見てみると、今回は薬物治療のみで改善が見られた僕などのケースですと、まだかろうじて初期の段階ではあると言えそうです。
しかしそれでもあの尋常じゃない痛みが約1ヶ月も続くというのは、先々、またいつ起こるかと非常に不安でもあります。この先も頻繁に症状が現れるようなら進行していることも疑わなければなりませんね。
今後もできるだけ悪化させないように、普段から気にかけています。
また、今回診断していただいた医師に言われたとおり、首に負担がかかる体勢や悪姿勢をなるべく避け、疲労をためすぎず、普段から軽いストレッチを行うなど、できる限りの予防に努めるつもりです。
本当、あれは痛すぎて日常生活に確実に支障が出ますからね。
「こ、これで初期段階なの・・・?ガクガク」とかなり動揺していたことは内緒です。(^^;)
お互い身体だけはしっかりいたわっていきましょうね!
他にも頚椎症に関する記事を書いています。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
はじめまして。
45歳の男ですが、先週左手と左肩の痛みが増して整形外科で頚椎症の診断を受けました。
現在はロキソニンで痛みを抑えてますが、それでも完全に痛みは抑えられず。
どうも自分の場合、姿勢に問題があったみたいで、加えて前の仕事は自動車の下廻りで上を見上げて締め付け作業をしていたのと、現在はずっと動かずひたすら検査作業ということで血流が悪い。
そういった複数の要素に加えてキャンプで車中泊した際、枕を忘れて頭が低い体勢で寝てしまったのがトリガーをひいてしまったきっかけになったみたいです。
自分もまだ初期段階で自然治癒はあり得るから、それまでは薬で痛みを抑えること、と医師から告げられました。
とにかく姿勢を正すことが大事なのでしょうか?
例えばストレッチや血流を良くするために何かされたとかありましたか?
お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスを頂ければ幸いです。
ぶっちゅまんさん
貴重な体験談をお話しいただきありがとうございます。
あの何とも言えない痛み、お察しします。
僕も同じく、やはり頚椎症の症状が出るまでに、日々の姿勢の悪さや長時間の首への負荷、運動不足や血流の悪さなど、思い当たる節は往々にしてありました。
そこへさらに負担がかかってしまった時、あるいは疲れが溜まってきてしまったときなど、弱っているところにドンと出てしまう。
発症の仕方としてはそんな感じだったようにも覚えています。
>自分もまだ初期段階で自然治癒はあり得るから、それまでは薬で痛みを抑えること、と医師から告げられました。
僕の場合ですが、およそ一か月ほどの期間を要しながらですが、徐々に痛みは引いていきました。
痛みが引くまではとにかく安静(一番楽に感じる態勢)にして、長時間同じ態勢でいることや、首が不自然に曲がる態勢(横になってテレビを見るなど)を避け、無理にマッサージやほぐすこともしませんでした。
少し楽になってきたころを見計らって、お風呂に浸かって軽くマッサージしつつ血行を良くしたり、軽いストレッチを行いました。
後は普段から姿勢に気を付けることと、調子のいいときは軽い運動を取り入れています。(これがなかなか良いようで、くせのようになってきていた症状に襲われるということが激減しています。)
もう一点、毎日使う「まくら」はかなり大事です。
高すぎず、低すぎず、硬すぎず、柔らかすぎず。自分にしっかりフィットしているかを見直しておいてください。
寝ている時間は長いので、まくらの役目は重要だなと改めて思いました。^^;
こういったことに気を付けるようになって、ここしばらくは僕は痛みが発症していません。
しかし、仕事で疲れたなーと思う日には、時々首に違和感が出てくることがあります。
そんな時はすぐに休んで、疲れを溜めないようにも気を付けています。
頚椎症は年齢とともに悪化しやすく、僕も長い付き合いとなりそうです。^^;
自分の姿勢の悪さや仕事上の態勢など、思い当たるところがあれば、少し意識して休憩を入れたり、体を伸ばしたりしてみてください。
長い目で見ればそういった細かいことが案外重要だと思います。(僕の経験から・・・)
何はともあれ、痛みが出ているときは無理は禁物です。まずはできるだけご安静に、ゆっくりされてください。
痛みがやわらいできたら、上記のこともご参考に。
あまりにも痛みが引かない、腕や手のしびれなど、症状はどのように出るかはあくまで人それぞれですので、気になることはしっかりとお医者さんにご相談くださいね。
それではどうぞお大事に。。。