「車からキュルキュルとすごい音がするけど大丈夫なの!?」
とお悩みではありませんか?
車のエンジンをかけたら急にエンジンルームからキュルキュルキュルキュル!!!とすごい音が鳴り響くようになってきたと思ったら、日増しに酷くなってきてるんだけど…。ハンドルを切っても鳴るようになってきたし…。
5秒~10秒くらいで音は消えるんだけど、どこか故障なの?と気になりますよね。
じつはこれ、ある程度年数を経過した車には結構出てくる症状なんですが、やはり放っておいても良いものではありませんので、原因と対処法をしっかり確認しておきましょう。
ということで今回は、約20年ほぼ毎日車を運転していて数々のトラブル経験のあるぼくが(笑)、車からキュルキュルと異音が鳴る場合に考えられる原因と対処法について書いていますので、一緒に見ていきましょう!
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キュルキュル音の原因は?
エンジンルームから激しくキュルキュルキュルキュルと音が鳴る原因は、主にファンベルトやパワーステアリングベルト、エアコンベルトなどのゴム製ベルト類の劣化や磨耗、たるみによるものです。
エンジンをかけて車のエンジンルームを開けると、高速で回転しているゴムベルトが見て取れると思います。このベルトはエンジンの動力をエアコンや発電機などの各系統に伝える役割をしています。
車種によって各系統ごとにベルトが独立していることもありますし、1本のベルトで全ての系統をまかなっているものもあります。また、これらのベルト類を総称してファンベルトと言ったりもします。
この高速で回転しているゴムベルトは、多走行や経年劣化によってどうしても劣化してきます。
劣化によってゴムベルトに亀裂が入ったり、磨耗してしまって滑りやすくなったり、ゴムが硬化、あるいは伸びてたるんできたりと、何らかの形で不具合が出てくることがあります。
車の購入時には、ゴムベルトはきれいな状態で、滑車との張り(テンション)もしっかりしているのでスムーズに回転していますが、ゴムベルトの劣化により滑車とゴムベルトが上手く噛み合わない(摩擦が弱く滑っている)状態になることであのキュルキュルという音が鳴るんですね。
放置するとどうなるの?
ゴムベルトの劣化を放置していれば、当然いつかはベルトが切れる、あるいはきちんと各系統機関に動力を伝えることができなくなります。
エアコンのベルトが切れればエアコンが使用不能になりますし、発電機系統を繋ぐベルトが切れればバッテリーの充電ができず車は止まってしまいます。
走行中にベルトが切れるととても危険です。走行中にエンジンが止まる、ハンドルが重くなるといった障害が出れば事故に繋がる可能性がありますからね。また、一体型のベルトでしたら全ての機能に障害が出ることが考えられますので、なおのこと注意しなければいけません。
ぼくの経験上、音が鳴り出してからすぐにベルトが切れるという心配はありませんが、放置していても確実に悪化するだけですので、早めに車屋さんで見てもらいましょう。音も結構大きくなってくると人目を引くくらいに鳴りますからね。
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どのように対処したら良いの?
対処といっても車にある程度の知識や経験のある人でなければ、できることは限られています。
エンジンルームを開けて、ベルトの張り具合や亀裂が入っていないかを確かめたり、音の元を確認する程度のことはできますが、普段から張り具合をチェックしたりしている人でなければなかなか正常な感触というものも分からないと思いますし、点検中に誤ってエンジン始動などをしてしまえば大事故(怪我)に繋がる可能性がある場所です。
応急処置として、カー用品ショップなどで販売されているベルト鳴き防止剤を塗るという手はありますが、緊急時でもなければ使用はおすすめしません。すでに音が鳴り出している時点で「交換時期が来たかな?」と考え、早めに車屋さんに見てもらう方が得策です。
修理にはどのくらい必要?
こればかりは車種や採用しているベルトの形状にもよりますので、なかなかはっきりしたことは言えませんが、部品代と工賃でおよそ1万円~3万円程度は見た方が良さそうです。
交換までいかなくても、ベルトのたるみを張りなおす調整で済む場合もありますし、いずれにしてもプロに点検してもらってアドバイスしてもらいましょう。
ゴムベルト類の交換目安は、およそ走行3万km~5万km程度といわれていますので、車の消耗品の一つであることを理解しておき、時期がくれば交換することを考えておきましょうね。
もちろんこれも乗り方や使用環境で変わりますので、あくまでも目安程度に覚えておいてください。
ちなみに今回は説明なしですが、タイミングベルト(エンジン稼動の重要部品)はおよそ8万km~10万kmが目安になります。
おわりに
今回のベルト関係の故障ではないんですが、ぼくは走行中にエンジンが停止したこともあります。これは怖いですよ・・・!パワーステアリングが効かなくなり(ハンドルが激重になる)、ブレーキが固くなり、無音のまま車が転がるんです。(ヒイイ!!おっかさん!!)
場合によってはどこかにぶつけて停車させることも考えなくてはいけないし、交差点の真ん中で止まってしまうこともあり得ます。
そんな怖いことにならないように、普段からの日常点検と、消耗品の早めの交換をしっかりしておくことが安全安心に繋がります。
そう考えると、車からのキュルキュル音も、「そろそろ交換してね~キュル!」という車からの警告と思って、しっかり整備してあげてくださいね!
それではお互い安全運転で!^^
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
わかりやすい説明ありがとうございました!
yumeさん
コメントありがとうございます!^^
参考にしていただければ幸いです。ご安全に!
とても参考になりました。ありがとうございます。
NRKさん
お返事遅くなりすみません!コメントありがとうございます!
参考にしていただいたようでうれしいです。
お互いに安全運転で行きましょうね!^^
読ませて頂きました。
私も音が鳴り始めたので
ディーラーでベルト類の交換、
ブレーキパットの研磨してもらって安心してたら
また音が鳴り始めました…
他の原因はなにが考えられますか?
なんか下の方から鳴ってます!
しかしちょっと走ったら鳴り止みます…
HRKさん
コメントありがとうございます。
ベルト類が新品でも、ベルトと接触している滑車(プーリー)への張り具合が悪かったり、プーリーそのものが錆びたり摩耗していて、ベルトが滑ってしまうということもあります。
ちょっと走り出したら鳴りやむというのも、ベルトのゴムが温まって馴染んで滑りが収まっているからとも考えられます。
いずれにしても、ベルトの交換をしたディーラーさんで、今の症状を細かく伝え、再度見てもらうことをおすすめします。
車の修理って、これをしてダメならここも見て・・・というふうになることも結構ありますし、何度か微調整が必要な場合もあります。
なるべく期間を開けないうちに、気になるところはしっかり相談することをおすすめします。ご参考に。^^
回答ありがとうございます。
早めにディーラーでもう一度
みてもらいます!
ありがとうございました!
参考になりました。ありがとうございました。
高橋信一郎さん
コメントありがとうございます。
お役に立てたようでこちらも嬉しいです。^^
読んでいただいてありがとうございました!