「突然、車のエンジンがかからない!」
これ、けっこう焦りますよね。
時間のあるときならまだ落ち着いて対処できますが、出勤時だったり、あるいは道のど真ん中だったり・・・。これは大変です・・・。というかぼくはどちらも経験があります・・・。(泣)
そのたびに、なじみの車屋さんでなおしてもらい、今は快調に走っていますが、エンジンがかからない原因はさまざまなものがありました。今回はその経験をお伝えします。
ぼくは田舎のほうに住んでいますので、生活に自家用車は欠かせません。しかも仕事でも車を使うことがよくありますので、ほぼ毎日車を利用して生活しているわけですが、そうなると思いのほか車のトラブルというのが起こります。(古い車ということもありますが)
車のエンジンがかからない場合、バッテリーが原因ということも多いですが、それ以外にも考えられる原因がありますので、トラブルの際は今回の記事を参考にチェックしてみてください。
それでは見ていきましょう!
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エンジンがかからない!考えられる原因は?
車のエンジンがかからない場合に、主に原因として考えられるのは以下のようなものがあります。
- バッテリーのトラブル
- オルタネーターのトラブル
- セルモーターのトラブル
- エンジンのトラブル
- その他電気系統のトラブル
- 操作ミス・人的ミス
一つずつ順番に見ていきましょう。
バッテリーのトラブル
やはり多いのがバッテリー上がりです。まずは慌てずに車内を確認してみましょう。
ルームランプがつけっぱなしだった、ドアがきちんと閉まっていなかった、キーの位置がOFFになっていなかった、ヘッドライトの消し忘れなどはありませんでしたか?
もしこれらの要因が見つかれば、バッテリー上がりの可能性が高いです。
この場合はセル(エンジン始動させるモーター)も回らない、あるいは回しても力なくカチカチという音だけがします。
救援者またはJAFなどのロードサービスに来てもらい、ブースターケーブルでバッテリー同士を接続する(ジャンピングスタート)、またはバッテリーチャージャーで充電することでエンジンがかかるようになります。
バッテリー上がりを起こす要因が無かった場合は、ボンネットを開けてバッテリー本体の状況を確認します。
バッテリーには液量の上限と下限の線があり、その間に液量が収まっていれば良いですが、下限を下回っている場合は液量不足が考えられますのでバッテリー液を補充しましょう。
ただ、メンテナンスフリーのバッテリー(黒い容器のバッテリーなど)は基本的に補充できないものが多いので車屋さんにお願いしましょう。
ぼくの近所のカー用品ショップやホームセンターでは、バッテリー補充液(精製水)が1リットルおよそ200円程度で売られていましたよ。
他には、バッテリーターミナル(バッテリーと車をつないでいる+とーの突起部分)の腐食で通電ができていない、バッテリーの劣化、腐食なども考えられます。あとは低気温でバッテリーの性能が著しく落ちているときもエンジンはかかりにくいです。
そして忘れてはいけないのがバッテリーの寿命です。
使い方にも寄りますが、交換の目安は約2年~3年ほどです。車検のたびに交換しているよ!という方は問題ないと思いますが、前回いつ交換したか分からない、4、5年前かな?という場合には、バッテリーの寿命が考えられますので、新しいものに交換しておきましょう。
ちなみにバッテリーの交換費用は、バッテリー代が大体5000円~20000円ほどで、工賃が500円~2000円程度といったところですね。車が大きくなるほどバッテリーも大きいものをつけていることが多いので、高くなりがちです。
オルタネーターのトラブル
オルタネーターとは、電気を作ってバッテリーに溜める役割をしている発電機のことです。ダイナモとも呼ばれますね。
バッテリー自体が発電しているのではなく、このオルタネーターのおかげで電気が作られているんですね。
例えると、バッテリーは充電式の電池で、オルタネーターは充電器です。
バッテリーは放電と充電を常に繰り返していますので、オルタネーターが故障すれば充電のほうがされず、バッテリーの蓄電分を使い切ったら車は動かせなくなります。しかもこの場合、走行中にエンジンが止まることもありますので要注意です。
最近の国産車は性能が良いので20万km~30万kmくらいは大丈夫と言われています。1回も故障せずに車を乗り換えるということも多いでしょう。
しかしこれも使い方や、古い車、あるいは外車などではたびたび故障が出て来る箇所でもあります。
実際にぼくは以前乗っていた車で、2回も故障があり(よほどあたりが悪かったのでしょう)、そのたびに交換しました。価格は工賃込みで1回8万円くらいしました。少しマニアックな車だったので高かったのですが、通常でも5万円くらい~はします。
このときの症状としては、バッテリーを新品に交換すると1日くらいは走るんですが、次の日にはまた止まってしまいました。要するに充電がされてないわけですね。
バッテリーを新品に変えたから大丈夫と思っていると、「え!?なに!?また!!?」となります。
「バッテリーを新品に交換して、一度は走れたのにまた止まってしまった。」となれば、オルタネーターの故障も考えられます。
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セルモーターのトラブル
エンジンをかけるときにキュルキュルといいますよね。あれがセルモーターです。
これが故障してもエンジンの始動はできなくなってしまいます。
バッテリーが生きていて、ライトやオーディオも問題なくつくのに、セルが回らずエンジンがかけられないというときは、セルモーターの故障も考えられます。
ぼくは今のところこの故障はありませんが、仕事などでもっと頻繁に車を利用していて、エンジンのON、OFFが多いなどの要因があれば故障の可能性があります。
エンジンのトラブル
車のエンジン自体にトラブルが起こることもあり得ます。
エンジンオイル切れ、ラジエーター(水冷装置)の水切れなどによるオーバーヒートや焼き付き(エンジン内部が焼けて動かなくなる)、あとは昔仕事で使っていた車(これはトラックです)が、燃料を供給するホースの劣化により、燃料の供給がうまくいかなくて動かないなんて事もありました。
これはよほど古い車でしたからね・・・。
もう一つ、スパークプラグの劣化です。エンジン内にある点火装置ですね。
じつはこれが故障したときが一番危なかったです。
車の走行中に突然エンジンが止まってしまったんです。
「えーと、どうしようかな・・・。」と、ギアをニュートラルにして惰力で走行しながら考えていましたが、うまく道路脇に停車して事なきを得ました。
ちなみに道の真ん中に止まったというのは以前勤めていた会社の車でしたが、同じ故障です。
これはもうどうしようも無いです。後ろの人に手伝ってもらって道から押し出してもらいました。(何とも情けない・・・。ご迷惑をおかけしました・・・。)
スパークプラグの寿命も一般的なもので2万kmほど、白金プラグ(長寿命タイプ)で10万km程度です。これも消耗品ということになりますね。
ちなみにぼくの経験上、アイドリングが落ち着かなくなってきたり、信号待ちなどでぶるぶるとエンジンの出力が下がってくる感覚が出てくると、このスパークプラグがけっこう怪しいです。もしもそのままスパークプラグの劣化を放置すると、やがてはどこかでエンストすることになります。
エンジンがかからない場合、以前からこのような症状が出ていたとしたら、スパークプラグの劣化も考えられます。
スパークプラグの交換は、以前車屋さんで4気筒の車のプラグ4本分と工賃で1万5千円ほどでしてもらいました。
ということで、あまりにも古い車、オイル漏れなどでエンジンが焼けている、ずっと乗っていなかった車などでは、エンジン自体や燃料系のトラブルが考えられます。
その他電気系統のトラブル
電気系統のトラブルでエンジンがかからなくなることもあります。
配線の断絶や劣化などで漏電していたりすると、車内のヒューズ(過電流などが流れた際に破損して電気部品を守る小さな部品)がとんでいる(破損している)ことが考えられます。
これまた昔に乗っていた車ですが、結構なオーディオが付いていまして、いろいろと配線をいじるときにヒューズをとばしてしまう事がありました。
ぼくの場合、エンジンに関わる部分ではなかったので、エンジンがかからなくはなりませんでしたが、エンジン系の電気系統に異常があればそちらのヒューズが破損する可能性があります。
あとこれも余談ですが、電気を大量に使う仕様の車に乗っていたときは、バッテリー液の減りが異常に早かったです。よく電気を喰う車の場合は要注意ですよ!
操作ミス・人的ミス
最後ですが、なかなかありえる話がこの操作の問題です。
最近の車ではギアをP(パーキングレンジ)に入れていないとエンジンがかけられない、あるいはブレーキを踏みながらとか、マニュアルミッション車ではブレーキとクラッチを踏みながらじゃないとエンジンがかからなくしてあるものがあります。
普段自分が乗っている車ならそういったことはあまり無いでしょうが、レンタカーや知人の車、車検時の代車だったり、普段乗ったことがない車に乗ると、「あれ?どうやってエンジンかけるのこれ?」というときがあります。というかありました!
あとは、ガス欠ですね。気づいたらもうエンジンを始動させるほどの燃料も入っていなかった、なんてこともなきにしもあらずです。ガス欠の場合ですと、セルはよく回るのにエンジンがかからないという状態になります。
おわりに
こうして見ると、意外にも車のエンジンがかからなくなる原因って多いんですよね。
普段の車の使い方によっても、トラブルが起こりやすい場所は違ってきたりしますので、エンジンがかからないなら原因はこれだ!とはなかなかいかないところです。
自動車自体はきちんと整備さえしていれば長年乗ることができますが、そのほとんどの部品はいわゆる『消耗品』ですので、走行中にエンジンが止まってしまうなんて危険な事態を避けるには、日常の点検整備と、少し早めの部品交換が非常に重要となります。
安全運転は日常点検から!お互い気をつけましょうね!^^;
しかし、予期せずに「車のエンジンがかからない」という状況になってしまったときには、この記事を参考にチェックしてみてくださいね!
他にも車のお悩み記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
[…] <参考>車のエンジンがかからない原因は!?バッテリー以外も要チェック! […]