「恵方巻きも買ってきたことだし、さてさて今年の恵方はどの方角なの?」
とお調べのあなた!
さっそく回答ですが、今年2024年(令和6年)の節分は2月3日(土)、恵方は『東北東微東』です!(東北東と真東の間)
ちなみに去年の2023年は南南東微南でしたね。
ところでこの節分の恵方巻きを食べる際に向く方角ですが、いつも微妙に細かいな・・・なんて思っていたんですが、そもそもどうして毎年恵方が変わるのでしょうか。縁起ものですし毎年のことなので、これを機に知っておきたい!
ということで今回は、恵方(えほう)についてあれこれ書いていますので一緒に見ていきましょう!
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そもそも恵方とは?
恵方とは、吉方(きっぽう)ともいわれ、陰陽道においてその年の干支にもとづいて決められるめでたい方角のことです。
古来より恵方にはその年の福徳(ふくとく・幸福や金運など)を司る、歳徳神(としとくじん)が居るとされ、その一年の吉方向とされてきました。
初詣に参拝する神社も、恵方にある神社に行くことでよりご利益があるともいわれています。
どうして毎年変わるの?
恵方は毎年、どこかの格式ある神社などで決定されているのでしょうか?
いえいえ、じつはそうではなく、古代中国から伝わった、暦の表示などに用いられる十干(じっかん)によってすでに決まっているのです。しかも恵方となる方角は4通りしかありません。
十干とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十種で、十進法の計数などに用いられていました。
「今年は何どし?」、「うさぎ年!」といったいわゆる十二支とも少し違うもので、厳密にはこの十干と十二支をあわせたものが干支(えと)となります。
十二支は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・・・・と進んでいきますよね。ただ、厳密には干支は、甲子(きのえ・ね)・乙丑(きのと・うし)・丙寅(ひのえ・とら)・・・・と、十干と十二支がずれながら進んで行き、10と12が次回に出会うのは・・・そう、60年後ですね。
人が生まれてから60年後、ようやくまったく同じ干支が巡ってきます。これが『還暦』ですね。
話が逸れましたが、恵方の移り変わりは以下の表で見ると分かりやすいです。
十干 | 西暦下一桁 | 24方位 | 16方位 |
---|---|---|---|
甲(きのえ) | 4 | 甲の方角 | 東北東微東 |
乙(きのと) | 5 | 庚の方角 | 西南西微西 |
丙(ひのえ) | 6 | 丙の方角 | 南南東微南 |
丁(ひのと) | 7 | 壬の方角 | 北北西微北 |
戊(つちのえ) | 8 | 丙の方角 | 南南東微南 |
己(つちのと) | 9 | 甲の方角 | 東北東微東 |
庚(かのえ) | 0 | 庚の方角 | 西南西微西 |
辛(かのと) | 1 | 丙の方角 | 南南東微南 |
壬(みずのえ) | 2 | 壬の方角 | 北北西微北 |
癸(みずのと) | 3 | 丙の方角 | 南南東微南 |
十干は10種類からなり、西暦の下一桁と揃いますので、2024年でしたら、東北東微東ということが分かります。
ぼくたちは東西南北の4方位、その間の8方位、さらにその間の16方位(東北東など)に馴染みがありますが、恵方は古来より24方位で表されますので、例えば東北東ではぴったり合わず、東北東のさらにちょっと東の方角ということになります。(東北東微東の場合)
恵方は24方位の内の4方にしか来ないということで、毎年恵方はかわりますが、その方角は4通りということになるんですね。
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おわりに
我が家でも毎年節分には『恵方巻き』を食べるんですが、恵方巻きには、『福を巻き込む』や、切らずに丸かじりすることで『縁を切らない』というような縁起の意味が含まれています。
また、食べ方としては、その年の恵方に向かって、目を閉じ願い事をしながら、無言でまるごと食べつくすといった食べ方がありますよね。
無論、ぼくもこのマナーに則って、恵方巻きを終始無言のままたいらげるということを実践しているんですが、最近のスーパーなどで販売されている恵方巻き、やたらとでかくないですか!?
無言で食べるつもりが、のどにつっかえてしまって、やむなく嫁さんに「ちゃちゃちゃちゃ・・・お茶を・・・」ということが何度もあります・・・。
違う意味で無言になってしまうところでした・・・。ふぅ(´Д`;)
恵方巻きを食べる際には、願い事をしながらゆっくりと食べてくださいね。普通に巻き寿司としておいしいですけどね。
恵方の先には歳徳神様(としとくじんさま)がいるということも意識して食べるとなお良いかも知れませんよ!
他にも節分に関する記事を書いていますのでご参考に!
家の中の方角を調べるには?パソコンやスマホで簡単チェック!!
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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