暑い時期、家にいてふと腕やお腹の痒みに気付いて見てみると、なにやら赤い斑点がプツプツと!?
蚊やブヨに刺されたわけでもなさそうだし、あせもや湿疹ともちょっと違うな・・・何か小さな虫に刺されたような感じではあるんだけど・・・特に山や川へも出かけてないし。しかしとにかくかゆい!
それはもしかしたら家の中にいるダニの仕業かもしれません。
家の中でのダニ刺されは、その症状や刺された箇所によってある程度見分けることができます。もしもダニに刺された被害であれば、早めに対策して被害を抑えたいですからね。しかし刺されてもあまり痒くないという人もいて放置してしまっているケースもあるようなのです。
今回は家でダニに刺されるとどんな症状が出るのか、見分け方や対策などについても書いていますので一緒に見ていきましょう!
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ダニ刺されの症状とは?
屋内にいるダニはふとんやベッドなどの寝具、布製のイスやソファー、畳、じゅうたんなどに潜んでいます。ふとんやベッドで寝ている間に刺されることが多いのですが、症状はすぐには現れず、およそ6~8時間後から徐々に現れ、1~2日後くらいにピークを迎え、約1週間程度続くという特徴があります。
それではダニに刺されるとどのような症状が出るのでしょうか。
ダニ刺されの症状
・5mm~10mm程度のプツプツと赤い斑点ができる。
・赤い斑点は対称的ではなくまばらに、ある程度まとまってできる。
・非常に強い痒みが長期間続く。
・掻いてしまうと悪化して腫れやただれになる場合がある。
・刺された痕が残る場合がある。
大抵の場合、とにかく痒い!というのが主な症状ですが、人によっては刺された痕はあってもほとんど痒みを感じない、または逆に、刺された周辺が大きく腫れあがってしまうなど、症状の現れ方は様々です。
ダニ刺されはどうやって見分ける?
間違えやすい症状として、アトピー性皮膚炎やあせも、急性湿疹、虫刺されでは他にノミやトコジラミなどの症状がありますが、ダニに刺されたかどうかはどのように見分けるのでしょうか。
刺された箇所は?
身体の中のダニに刺されやすい場所として、非露出部分の柔らかい箇所という特徴があります。
お腹周辺や腕や足の内側など、身体の柔らかい部分で衣服によって隠れている部分がよく刺されます。
ノミの場合は人の足元にジャンプして刺すので、膝から下の方が刺されやすく、トコジラミや蚊の場合は身体の露出している部分をよく刺します。
また、ダニに刺されるとそこだけがぷくっと赤く腫れます。刺された箇所がはっきりしない、全体的または広範囲に発疹がある場合はあせもや湿疹、アトピー性皮膚炎などが疑われます。
刺されやすい時期はあるの?
ダニに刺されやすい時期というものがあります。
一般的に屋内に生息しているチリダニやコナダニは人を刺しません。(アレルギーの原因にはなりますが)
しかし一年の内で高温多湿となる6月頃~9月頃にかけてが、これらのダニの繁殖に適した時期となり、そしてそのダニを食べるツメダニなどが増えます。このツメダニが人を刺すことで知られています。
6月~9月頃の高温多湿な時期に上記のような症状が見られるならば、ダニに刺された可能性が高まります。逆に冬から春にかけてはツメダニによるダニ刺されの可能性は低くなりますので、別の原因が疑われます。
その他の人に被害をもたらすダニ
被害の多いツメダニ以外にも人に寄生したり刺したりするダニがいます。以下に主な種類を挙げてみました。
イエダニ
主にネズミに寄生し、宿主であるネズミが死んだりすると人に移って被害を与えることがあります。ネズミが住み着いていると一年中被害が出てしまうというケースがあります。
トリサシダニ
鳥類に寄生するダニで、人家のそばに鳥の巣などがあるとそこから人へ接近して被害を与えます。野鳥が巣を作ることで被害が出ることがあれば要注意です。
ヒゼンダニ
人に寄生し、皮膚に入り込み非常に痒い疥癬症を引き起こします。普段から清潔にしていればそれほど心配は要りませんが、感染した患者から寝具や衣類を通して感染してしまうという恐れがあります。
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ダニ対策はどうしたらいいの?
最後に家の中でダニによる被害を減らすための対策を確認しておきましょう!
部屋の掃除をする
ダニの住処になるほこりやごみ、食料となる人の皮膚剥離物(フケ等)や食べかすなどがたくさんあるとダニが繁殖しやすくなります。こまめに部屋を掃除して清潔に保つことでダニの繁殖を防ぎましょう。
また、ダニの死骸やフンがアレルギーを引き起こすこともありますので、隅々まで掃除機をかけて吸い取っておきましょう。
除湿機やふとん乾燥機を使う
気温が22℃以上、湿度が60%を超える辺りからダニの最も好む環境になります。暑くてジメジメするような時期には除湿機やふとん乾燥機を上手に使って、ダニの好む環境を作らないようにしましょう。
また、天気の良い日にはふとんやシーツを外に干したり、窓を開けて部屋の湿気を出すことも大切です。締め切った部屋はダニが生息しやすいものです。
ダニを退治する
ダニ刺されが明確であればすぐにダニを退治しましょう。ダニを誘引して退治するダニ捕りマットや、くん煙殺虫剤などが市販されています。退治した後は上記のようにダニの好む環境にしないようにすることが大切です。
ダニの発生原因がネズミや野鳥であるならば、その原因を除去することが必要になります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はダニ刺されの症状や見分け方について書いてきましたが、結構な人的被害をもたらすものですね。
ダニの大きさは1mm以下のものがほとんどで、肉眼ではほとんど見えません。しかし畳やじゅうたん、ふとんやベッドなどにはかなりの確率で潜んでいるようです。めぼしい所は掃除機で吸い取ってやりましょう!!
まったく。目に見えないだけにイヤですね・・・。いや・・・見えるともっとイヤ・・・かな・・・。(;´・ω・`)あわわわ
高温多湿な日本の夏、家の中のダニには注意してくださいね!!
そうそう、家の外で気を付けたいマダニについては少し特殊なので別にこちらの記事でご紹介しています。マダニの怖い感染症とは!?一体どんな症状が出るの!?
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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