「クリスマスパーティーには七面鳥?それともチキン?」
クリスマスにはちょっと贅沢なディナーで楽しみたいものですが、うちではケーキとチキンは定番で家族みんなの楽しみでもあります。
ローストチキンやフライドチキン、ケーキの種類など、メニューはその時々で変わりますが、そういえば七面鳥(ターキー)というのはあまり出ませんね。
あれ?でも本来クリスマスと言えば七面鳥だったような・・・?
そもそもなぜクリスマスに鳥肉を食べるの?
と、気になったので、今回はクリスマスの食事の風習について調査してみました。
それでは見ていきましょう!
スポンサーリンク
クリスマスに七面鳥やチキンを食べるのはなぜ?
そもそもクリスマスに七面鳥を食べるという風習はどこから来たものなのでしょうか。
アメリカでは七面鳥が主流?
クリスマスに七面鳥というのは、アメリカを初めとする欧米諸国の風習なんですね。
諸説ありますが、17世紀にイギリスから人々がアメリカに渡ったのち、野生の七面鳥を捕らえて特別な日に食べるようになったという説が一つ。
あるいは、そのイギリス人たちが家畜などの整備が整わず飢えに困っているときに、先住民(インディアン)に七面鳥や農作物を寄贈してもらって難を逃れた。その後、祭りごとやお祝いの席では七面鳥が出されるようになったという説。
そしてその七面鳥を食べる習慣が、さらにはヨーロッパへと伝わったといわれています。
いずれにしても、現在でもアメリカなどでは、クリスマスには七面鳥がよく食べられているようです。
映画などでも時々、オーブンで七面鳥の丸焼きを料理しているのを見ることがありますが、日本ではやっぱりなかなかあのイメージは無いですね。
日本ではなぜチキン?
日本ではクリスマスは大きなイベント的要素が強いですが、その歴史はなかなか古く、明治時代から大正時代にはクリスマス商戦やイベントなどが行われていたようです。
大正天皇が崩御(天皇陛下が亡くなること)された12月25日が、以前では休日になっていたことも手伝って、日本でのクリスマスは定着していきました。
ところでもともとクリスマスが欧米の文化であれば、七面鳥ももっと普及しそうなものですが、日本では鶏肉が主流なのはなぜでしょう?
これにはまず、もともと七面鳥の生息地域が北アメリカであったこと、つまり日本では手に入りにくく、あまり七面鳥を食べる習慣も無かったわけです。いまでもやっぱり鶏の方が馴染みがありますよね。
それに手に入りくいということは、価格も高くなります。
そして、家庭になかなか数キロから十数キロの大きさの七面鳥を丸焼きにするオーブンなんてものもありませんからね。
そして1970年代に入ると、ケンタッキーフライドチキンが『クリスマスにはフライドチキンを』というマーケティング戦略を行い、この頃から日本ではすっかり、クリスマスにはチキンを食べるという習慣ができていったようですね。
スポンサーリンク
おわりに
文化や風習は、海を渡って伝えられてきたものも多いですが、その土地で定着する際に、その土地で手に入り易いもの、馴染みのあるものが代用として使われるということは多いですね。
これは日本に限らず、海外でも地域によっては、ローストビーフ(牛肉)や、魚などの海産物が主流となっているところもあるようです。
もう一点は、企業の戦略がそのまま風習や文化として定着していったというパターンが結構あることに驚きます。日本でのバレンタインデーなどもそうですよね。まあ、楽しいイベントが増えるのは良いですけどね。
ちなみに最近ではインターネットで手軽にローストターキーも購入できます。興味のある人は一度食べてみても良いかもしれませんね。
ところでぼくは別にクリスマスは関係なく、あの鶏の脚を焼いて、持つところをアルミホイルで巻いてあるでっかい鶏肉が懐かしくて時々食べたくなるんですよね。あの甘辛いタレに絡めてあって、油ぎとぎとで、もうゼラチンも固まってしまってるくらいのやつです!!
最近見かけてないな・・・。
僕のクリスマスの思い出のひとつです。
他にもクリスマスに関する記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
スポンサーリンク
コメント