「秋の夜長ってどういう意味?」
夏も終わりごろになってくると、日が暮れるのが早くなってきますよね。
朝晩が少しずつ涼しくなって過ごしやすくなる時期ですが、このころになるとよく秋の夜長(あきのよなが)という言葉を耳にします。
僕は暑いのが苦手なので、結構この秋の夜が昔から好きなんですよね。なんとなく風流な気もしますし。
夏から秋へと、うつり変わる季節をしっかり楽しむためにも、あらためて秋の夜長という言葉について詳しく知っておきましょう。^^
ということで今回は、秋の夜長の意味や由来そしてその使い方について解説していますので、一緒に見ていきましょう!
スポンサーリンク
秋の夜長の意味は?
それではまず秋の夜長の言葉の意味についてですが、夏の時期と比べて夜が長くなっていること、またはそのように感じることをいいます。
言い換えてみれば、秋は夜が長いということですね。
確かに夏は日が沈むのが遅く、さらには夜が明けるのも早いですからね。
それに比べて秋の日はつるべ落とし(井戸の水をくむつるべ【釣瓶】が落ちるような早さで日が暮れるというたとえ)といわれるほど日暮れの早さを感じられ、また、夜明けの時間も次第に遅くなってきます。
つまり秋になると実際に夜が長くなってくる。また、直前の夏と比べられることでより夜の長さを実感しやすい。これらを踏まえて秋の夜長というわけですね。
なぜ冬ではなく秋なの?
日照時間の短さや実際の夜の時間的な長さでいえば、秋より冬のほうが長いんじゃないの?夜が一番長くなるといわれる冬至(とうじ)は冬の日だし・・・。という疑問が上がるかもしれませんね。
これに関しては秋の夜長という言葉の由来にも関連することですが、そもそも夜長という言葉が俳句の秋の季語として用いられることもあるように、ここではどちらかといえばプラスのイメージがある言葉なんです。
夏の暑い時季が過ぎ、ようやく過ごしやすい秋の夜がやってきたことを人々が喜び楽しんでいるといったイメージですね。だからこそあえてその秋のころの夜を指して秋の夜長といいます。
逆に冬は日短(ひみじか)といって、夜の長さよりむしろ日中の日の短さのほうにスポットが当たっているという感じですね。また、冬の夜は寒いのでどちらかといえば厳しいイメージがあります。
こういったことから、実際に夜が一番長い冬の時季ではなく、あえて秋の時季に使われる言葉となっています。
ちなみに秋の夜長という言葉がよく使われる期間としまして、特段の決まりがあるわけではないですが、現在では秋分(9月23日ごろ)から立冬(11月7日ころ)あたりまでが一般的とされています。
一年の中でもとても過ごしやすい気温のころですね。
秋の夜長の由来は?
先ほどの繰り返しになりますが、夏の厳しい暑さがやわらぎ過ごしやすい夜が訪れたことを人々が喜び祝福し、その穏やかな時間を楽しもうというポジティブな気持ちを込めて秋の夜長というようになったということですね。
これは実際に次に上げる秋の夜長という言葉が使われるシーンを見ても分かると思います。
スポンサーリンク
秋の夜長の使い方・使用例
それでは秋の夜長の主な使い方を見ていきましょう。
- 秋の夜長には音楽や映画をゆっくりと楽しみたいものですね。
- 秋の夜長はぜひこの小説を読んで過ごしたい。
- 秋の夜長に聞こえる虫の声で故郷を思い出す。
- 秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか。
確かに秋の夜の訪れに心がなんとなくワクワクするような、そんな印象を受ける使い方が多いですね。
逆に少しネガティブな表現で使うこともできます。
- 秋の夜長とはいえ夜更かしはしないように。
- 秋の夜長には寂しさを覚える。
あくまでも時と場合の使い方次第ですが、僕個人としては、なるべくなら何かしらの楽しみな気持ちを含んだ使い方をしたい言葉ですね。
おわりに
さて、あなたはこの秋の夜長にどんなことをして過ごしたいですか?
僕はよく本を読んだり音楽を楽しんでいます。
あとはゲームも好きなので、よく時間を忘れて没頭してしまうんですよね。
「ま、夜が長いから大丈夫か。」
と、安易に考えた次の日は大抵やらかしてますね。
「し、しまった!24時間は変わらねえええええいいい!!」
なんつってね。^^;
皆さん・・・今宵も秋の夜長に十分ご注意を・・・。(最高にネガ)
関連記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
スポンサーリンク
コメント