「ブヨに刺されたんだけど、どう対処すればいいの!?」
とお悩みのあなた!
ブヨは地域によってブユやブトとも呼ばれる、人を刺す(実際には噛み切って吸血する)厄介な虫です。
皮膚を噛みきって吸血する際に毒素のある唾液を注入していくために、時間をおいてから非常に強いかゆみや患部の腫れに悩まされます。
ブヨに噛まれたことが明らかであれば、早めに適切な対処及び治療をすることが症状を緩和させることにも繋がりますので、この記事をもとにしっかり対処してください。
ということで今回は、ブヨに刺された時の対処法について書いていますので、一緒に見ていきましょう!
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ブヨに刺された時の対処法は?
何の自慢にもなりませんが、ぼくは過去にブヨに30回は刺されています。
緑豊かで川のせせらぎがあり、空気がおいしいところ(ただのど田舎です笑)に住んでいますので、春から夏にかけてはいつもブヨに悩まされています。ブヨもまたこのような場所を好んで生息地にしています。
そんなブヨに刺された経験の中には、刺された瞬間に気が付いた時もあれば、翌日になって刺された箇所がボンボンに腫れ上がってから初めて気付いたということもあります。
今、あなたはどちらの状況でしょうか?
と言いますのは、現在の状況が刺された直後なのか、それとも数時間から一日程度経って腫れやかゆみが激しく出てきている状況なのかで、対処法が変わるためです。
具体的にはどのようにすれば良いのか、状況別に書いていきますね。
刺された直後の対処法は?
それではまずブヨに刺された直後の対処法から見ていきましょう。
②患部を温めて毒素を分解する。
③患部を消毒する。
④塗り薬をぬる。
順番に説明しますね。
①毒を搾り出す。
まずは注入された毒をできる限り搾り出しましょう。これによって後の腫れやかゆみを少しは軽減させる効果が期待できます。
専用のポイズンリムーバーという器具がありますが、持っていない場合は痛いですが指や爪で患部をつねって血液と共に毒を出します。
毒といっても少量なので、ある程度出せればOKです。
子供は特に痛がるので、子供連れでキャンプなどに出かけるときはポイズンリムーバーを1つ持参していくと良いですね。
②患部を温めて毒素を分解する。
刺された直後であれば、患部を43℃~45℃で温めることで注入されたブヨの毒素をある程度は分解することができるといわれています。
できれば熱めのシャワーで患部を5~10分程度かけ流しながら、毒を搾り出して…ということができれば良いのでしょうが、外出先だとなかなか設備がありませんよね。
その場合はお湯を沸かす(やけどに注意!)、カイロやホットドリンクを患部に当てるなどという方法もあります。
患部を温めるということが可能であれば、この時点でやっておきましょう。
③患部を消毒する。
自然豊かなところには様々な細菌も存在しています。
化膿やとびひにならないように、患部を消毒しておきましょう。
④塗り薬をぬる。
ブヨ刺されには、抗ヒスタミン剤配合のステロイド外用薬が効果があります。
ドラッグストアでも市販されていますが、本当にブヨに刺されたものなのかも不安になるような場合も含めると、皮膚科で処方してもらうのが無難です。
ぼくの経験上、ブヨは音もなくふらふらと寄ってきては体に止まり、すぐに払わないとチクッとやられます。実際にチクッとする痛みはありますが、作業をしていたり、夢中で遊んでいたりすると気付かなかったという程度の痛みです。
ブヨはハエに似た姿ですが、体長は3mm~5mm程度と小さく黒い色をしています。また、ハエのようにスピーディには飛びませんが、吸血するのが目的であるため、かなりしつこくまとわり付いてきます。
そんな状況でチクッとした痛みを感じたり、肌から少しの流血があるならば、ブヨに刺された可能性が高いです。
「あ!やられた!」とすぐに気が付いたら、この対処法を実行してください。
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数時間後~翌日に気が付いたら?
大体のパターンはこちらですよね。
翌日になってものすごいかゆみと、パンパンに腫れた患部を見て、「ああ、こりゃブヨにやられたな…」となるパターンです。
症状はとにかくかゆい、1mm程度の刺され痕がありその周囲が腫れている、突っ張るような痛みがある、というような感じです。
この時点では刺された直後に行うような対処法はできませんので、症状を和らげるための処置と治療をすることが目的になります。
②患部を消毒する。
③塗り薬をぬる。
①患部を冷やす。
ここでは患部を温めるのではなく、氷水などで冷やしましょう。
すでに出血が止まり、患部が毒素によって炎症を起こしている際には、毒素を搾り出すことや患部を温めることは腫れやかゆみを悪化させるというような、逆効果になってしまうことがあります。
かゆみを少しでも和らげるためには患部を冷やしてください。また、あまりにもかゆいからといって爪で患部をボリボリと掻いていると、細菌に感染したり、傷口がふさがらず治りが遅くなることになりますので、要注意です。
②患部を消毒する。
これは刺された直後と同様ですね。ブヨの場合は蚊などに比べて傷口が広く、また、あまりのかゆさに掻いてしまいやすいので細菌に感染しやすいです。
とにかく患部は常に清潔にしておきましょう。
③塗り薬をぬる。
これも同じく、患部には抗ヒスタミン剤配合のステロイド外用薬を塗って治療を行います。
ただし、あまりにも腫れがひどいときや、刺された後に発熱や気分が悪くなるなどの症状がある場合には早めに内科や皮膚科を受診してください。
体質や刺された箇所の多さによっては、危険な状態になる可能性もあるのがブヨの怖いところです。
また、自然の中には人を刺す虫はたくさんいますので、そもそも「ブヨでは無かった…」なんて事があってはいけません。少しでも不安があれば迷わず病院へ行きましょう。
その際には、いつ、どこで、どんな風に刺されたのかなど、状況を医師にしっかり伝えてくださいね。
おわりに
ぼくの場合は、ブヨに刺されるととにかくかゆみが酷くなります。
掻いてしまうと治りが遅くなってしまうので、患部の周りをペチペチと手で叩いてかゆみを紛らわしたりして何とかしているのですが、寝ている間にも随分掻いてしまいます。
そんなときは汗をかかない程度の薄いガーゼやサポーターで、患部を保護するのも良いですよ。
『薬を塗って、後はとにかく掻かないこと』が早く治す、痕を残さないコツです。
つらい所とは思いますが、今回の記事を参考に早めに回復されてくださいね!^^;
他にも虫さされに関する記事があります。
虫刺され!ブヨの症状は痛い痒い腫れる!?写真も撮ってみた!!
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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