毎年、過ごしやすい穏やかな春の陽気から、暑さが厳しい夏へと季節が移る時期に、長雨がしとしとと降り続く『梅雨』の時季がやってきます。
空梅雨となる年もありますが、通常は毎日のようによく雨が降りますよね。
長い梅雨時期の気象状況によっては、仕事関係での影響、農作物への影響、レジャーやイベントなどなど、生活の中の色んな事に影響してきますので、梅雨入り、梅雨明けはいつになるのか、いつも気になるんですよね。
今回は、全国各地の梅雨入り、梅雨明けの平年の時期はいつ頃となっているのか見ていきましょう!
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梅雨入りと梅雨明け/全国各地の平年の時季
南北に約3000kmもある日本では、南方から梅雨が始まり、地方によって梅雨入りと梅雨明けの時期にずれが出てきます。
また、同じ地域でもその年の気象状況によって梅雨の時期、期間は変わります。
ここでは気象庁発表の全国各地の1951年以降の統計データを基に、梅雨入りと梅雨明けの平年の時期について見ていきましょう。ちなみに2015年は平年よりかなり早い遅いのばらつきのある梅雨時期でした。2016年が平年並みの予想であれば以下の太字のデータのようになってくるということですね。
平年データと2015年データ
※表の太字は平年値、()内は2015年のデータです。
地域 | 梅雨入り | 梅雨明け |
---|---|---|
沖縄 | 5月9日頃(5月20日頃) | 6月23日頃(6月8日頃) |
奄美 | 5月11日頃(5月19日頃) | 6月29日頃(7月6日頃) |
九州南部(奄美を除く) | 5月31日頃(6月2日頃) | 7月14日頃(7月14日頃) |
九州北部(山口県を含む) | 6月5日頃(6月2日頃) | 7月19日頃(7月29日頃) |
四国 | 6月5日頃(6月2日頃) | 7月18日頃(7月24日頃) |
中国(山口県を除く) | 6月7日頃(6月2日頃) | 7月21日頃(7月24日頃) |
近畿 | 6月7日頃(6月3日頃) | 7月21日頃(7月24日頃) |
東海 | 6月8日頃(6月3日頃) | 7月21日頃(7月24日頃) |
関東甲信 | 6月8日頃(6月3日頃) | 7月21日頃(7月10日頃) |
北陸 | 6月12日頃(6月19日頃) | 7月24日頃(7月25日頃) |
東北南部 | 6月12日頃(6月26日頃) | 7月25日頃(7月26日頃) |
東北北部 | 6月14日頃(6月26日頃) | 7月28日頃(7月29日頃) |
2015年は随分平年とは時期がずれた地域が多かったようです。
特に2015年の梅雨入りは、沖縄地方、東北南部、東北北部で平年よりかなり遅いデータになっています。東北南部の梅雨入りは、1951年の統計開始から1967年と並ぶ最も遅い結果となっています。
また、梅雨明けは、沖縄地方、関東甲信でかなり早くなりました。沖縄地方の梅雨明けは6月8日頃で、統計開始以来最も早いデータとなっています。
梅雨前線の動き(停滞する位置)や他の台風などの気象条件によって、各地で梅雨の期間に影響があるようですね。
さて2016年はどうなるでしょうか。
※2016年梅雨入り梅雨明けの速報は気象庁のホームページでご確認ください。気象庁今年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
※実際の各地の梅雨入り梅雨明けの宣言は気象庁が発表しています。
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北海道には梅雨は無いって本当?
梅雨前線の活動は、上空での寒気団と暖気団とのぶつかり合いにより活発になりますが、主に日本の本州を時季と共に北上する過程で、その活動は終息していきます。
まれに活動が長引き、蝦夷梅雨といって北海道の太平洋側で雨がよく降ることがありますが、これは一般的な梅雨には該当せず、気象学的には北海道には梅雨は無いということになっています。
おわりに
今回は全国の梅雨入り、梅雨明けの平年データと2015年の結果について見てきましたが、2015年は梅雨の期間に大きくずれが出ましたね。
降水量も九州南部などで平年の2倍以上となるなど、例年の梅雨とは違った動向があったようです。
どうも最近、気候が少し変化してきているようですね。毎年過去の平年並みに落ち着くことが難しくなっているのかもしれません。
梅雨の時季は湿気や体調管理への対策も気になるところなんですよね~。こちらについては別の記事で紹介したいと思います。梅雨時の頭痛やだるい等の体調不良の原因を知ってしっかり対策を!
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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