長雨が何かとつらい梅雨のころ、やはり梅雨入りと梅雨明けの時期は気になるところですね。
ところで皆さんは【入梅】(にゅうばい)という日はご存知ですか?
これは暦の上での梅雨の始まる日のことを言います。
実際には地域によって梅雨入りの日も梅雨明けの日も違ってきますので、気象庁が発表する梅雨入り宣言、梅雨明け宣言が目安となりますが、今回はこの入梅という暦と梅雨という気象の意味や違いについて細かく見ていきましょう!
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入梅(にゅうばい)とは?2023年の入梅は何日になる?
入梅とは、雑節(季節の移り変わりを的確につかむ為に特別に設けられた暦日のこと。他に彼岸や八十八夜など。)の中で、梅雨の時季に入る目安の日として設定されている日のことです。
太陽黄径80度となる日で、例年6月11日ごろとなります。2023年の入梅も6月11日です。
暦の上ではこの入梅の日から30日間が梅雨の期間となっていますが、南北に長い日本では実際の気象としての梅雨の期間、梅雨入りの日、梅雨明けの日は地域によって違いますし、その年によっても違うわけです。
現在は気象庁が各地の梅雨入り、梅雨明け宣言を行っていますね。
しかしこの入梅という日は、気象情報などがまだ発達していなかった江戸時代には、田植えなどの農作業を行う上で、暦で梅雨の時季を知るためにとても大切なことだったのです。
また、入梅は梅雨入りと同義に使われることもあり、梅雨明けは出梅(しゅつばい:使われることは少ないですが)といわれることもあります。
梅雨、入梅はなぜ梅が付くの?由来は?
【入梅】や【梅雨】という言葉は、この時季が中国で梅の実が熟す時季であった事や、カビが生えやすい時季のため、黴雨(つゆ・ばいう)といわれていたことが由来とされますが、諸説あり、定かではありません。
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そのほか梅雨について豆知識
梅雨は、梅雨前線(ばいうぜんせん)が日本の南岸に停滞し始める時季のことで、日本や中国、韓国、その他東アジアの地域で起こる気象現象です。
世界広しといえども、梅雨のある国はごく少ないようですね。
ちなみに北海道には気象上での梅雨というものは無く、東日本ではいかにも日本的な、しとしと・・・という雨の降り方、西日本ではスコールを思わせるようなザーッという降り方が多いといわれますがどうでしょうか。
確かに僕の住んでいる地域は関西圏ですが、豪雨が多い気がしますね。
雨の降り方も年々変わってきていますけどね。
おわりに
今回は入梅、梅雨について書いてきましたが、梅雨は日本の風土のものだったんですね。
農業や生物にとってはまさに恵みの雨。大事な水の源になります。
ただ、お出かけするにはこの時季はやっぱり気が引けるんですよね。割と気温も上がってくるころですし。
でも滅入ってばかりはいられません。この時季に見ごろを迎える、アジサイやツツジの花など、花びらに水滴を乗せた姿はとても美しく、風情を感じさせてくれます。つかの間の晴れ間に楽しんでみてはいかがでしょうか?^^
実際の日本各地での梅雨の気象状況については次の記事で詳しく書いていますので、そちらも参考にしてみてください。
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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