記事内に広告を含みます。

震度とマグニチュードの違いを分かりやすく説明します!!

「震度とマグニチュードの違いは何?」

とお考えではありませんか?

 

どちらも大きくなればなるほど大変なことになるということは分かっていても、それぞれの数字が何を表しているのかと言われると、すぐに説明するのは難しいですね。

ぼくも先日小学生の息子に聞かれて、「はて?」となってしまいました。

 

いつどこで発生するかも分からない地震。

家庭内で災害用品だけでなく、しっかり知識も備えておかなければ!

 

ということで今回は、地震の震度とマグニチュードの違いや、それぞれの数字が何を表しているのかということについて、分かりやすく簡単に説明していますので、最後まで読んでみてくださいね。

それでは行ってみましょう!


スポンサーリンク

 

震度とマグニチュードの違いは?

震度,マグニチュード,違い

震度とマグニチュードの違いは以下のところです。

 

マグニチュードはその地震の大きさをあらわし、震度はその地震による揺れの強さをあらわしています。

 

「マグニチュード○○の地震が起きました。各地の震度は次の通りです。」

というようなニュースを聞きますよね。

 

つまり、マグニチュードその地震そのものの大きさ(規模・エネルギー・強さ・パワーともいえる)のことを言っているので、数字は基本的に1つです。(用いる単位によっては数値に違いが出る場合もあります。)

 

例を挙げてみましょう。

(例)先ほど午後3時に、マグニチュード6.5の地震がありました。各地の震度は以下の通りです。

 

この場合、午後3時に起きた地震の大きさ(規模・エネルギー・強さ・パワーともいえる)は、マグニチュード6.5の地震だったということです。

 

 

対して、震度というのは、私たちが暮らしている地表面(住んでいる地域・土地・地面)のその地震による揺れの強さ(揺れの大きさ・揺れ具合)を数値化したものです。

 

○○市は震度4、○○町は震度3、○○村は震度2、というふうに、震度は場所によって数値が変わりますよね。

(例)先ほど午後3時に、マグニチュード6.5の地震がありました。各地の震度は以下の通りです。

 

つまり午後3時に起きたマグニチュード6.5の地震で、○○市では震度4だった、○○町では震度3だった、○○村では震度2だった、というふうになります。

 

マグニチュードと震度の関係性

震度,マグニチュード,違い

上の説明でなんとなく、地面を揺らす地震そのものの力のことをマグニチュード、その地震でその場所がどれだけ揺らされたのかが震度ということが解っていただけたと思います。

 

地震のマグニチュードが小さくても震源地(地震が起きた所)が近い、浅い、となれば震度は大きくなりますし、マグニチュードが大きくても震源地から離れた場所では震度は小さくなります。

震源地が近いところで起こる直下型地震の震度が大きくなりやすいのはこのためなんですね。

 

また、マグニチュード6.5の地震が起きると震度はいくつになるというのは簡単には言えないわけですね。

震源地からの距離や、深さ、その土地の地盤の固さなどによって震度は変わるものです。


スポンサーリンク

 

 

それぞれの数値の違い

震度,マグニチュード,違い

震度3とか震度4といわれると、「なんとなくこのくらいの揺れ方かな?」と経験からも推測できますが、マグニチュードいくつといわれると想像しにくくなりますよね。

ということでそれぞれの数値による目安の表を見てみましょう。

 

マグニチュード

マグニチュードは、ー2~12.0の数値で表されます。

震源地からの距離などで揺れを体感するレベル(震度)は変わりますが、およそ直下型地震などのように震源地が近いことを想定して備考欄に書いています。

 

マグニチュード 地震の大きさ 備考欄
-2.0~0.5 極微小地震 ほとんど揺れを感じない
1.0~2.5 微小地震 震源地付近では揺れを感じることも
3.0~4.5 小地震 ある程度の揺れを感じる
5.0~6.5 中地震 かなりの揺れを感じる
7.0~7.5 大地震 阪神・淡路大震災等
8.0~8.5 巨大地震 関東大震災・チリ地震(2010年)等
9.0~10.0 超巨大地震 東日本大震災・スマトラ島沖地震(2004年)等
10.5~11.0 推定値 恐竜が絶滅した際の災害レベルと推定
11.5~12.0 推定値 地球が半分に割れたと仮定した値

 

現在日本の気象庁で観測された最大値は、記憶に新しい東日本大震災のマグニチュード9.0です。記録に残っている世界の最大値は1960年のチリ地震で、マグニチュード9.5となっています。

地球上で起こりうるマグニチュードの最大値はおよそ10.0といわれており、11.0は恐竜が絶滅したとされる小惑星が地球に衝突した際の地震並みとの推測や、12.0は理屈上では地球が真っ二つになったと仮定したレベルといわれています。

10.0以上は少し現実的とはいえなさそうですので、実質マグニチュード9.0~10.0というのが実際に起きている超巨大地震といえますね。

 

ちなみにマグニチュードは5.0というように小数点で表されますが、数値が1.0上がるたびに地震のエネルギーはおよそ32倍になるといわれています。

マグニチュード5.0程度の地震になると、場所によってはかなりの揺れ(震度5前後くらい)を感じられるレベルですが、6.0ならその32倍、7.0はさらにその32倍となりますので、数値が2.0違えばそのエネルギーは1000倍以上大きいということになります。

 

マグニチュード8.0や9.0という地震がとんでもない強大なものということが分かりますね・・・。

 

震度

震度は日本では気象庁が10段階に分けた数値を用いています。

10段階といっても震度は最大7までで、震度5と震度6にそれぞれ弱、強の分類がされているため10段階となっています。

 

震度 体感レベル
0 ほとんど体に感じない
1 じっとしているときなら気付くこともある
2 ガラス戸が音をたてたりして揺れを感じる
3 電気の傘などが揺れるほど
4 かなりの揺れを感じる
5弱 食器棚から食器が落ちて割れたりする
5強 壁にひびが入ったり家具が倒れる
6弱 倒壊する家屋もあり立っていられないほど
6強 かなりの家屋に倒壊被害がでるほど
7 コンクリート建造物の倒壊や地割れなど大災害に

 

震度5強から6弱ともなってくると、ブロック塀が壊れたり窓ガラスが割れるなど、住宅や建物にも被害が出ることが多くなってきますが、最大震度である震度7では特に広範囲に渡り甚大な被害をもたらします。

 

阪神・淡路大震災(1995年)、新潟県中越地震(2004年)、東日本大震災(2011年)などいずれも最大震度7を記録しています。(新たに2016年4月、熊本地震でも震度7が観測されています。)

ちなみに「○○地震は震度7だった」といわれるのは、最大震度7を観測した地域があったということですね。震源地から遠ざかるにつれ概ね震度は低くなります。

 

 

おわりに

長くなりましたので再度まとめておきます。

マグニチュードはその地震そのものの大きさ(規模・エネルギー・強さ・パワーともいえる)をあらわし、震度はその地震による揺れの強さ(揺れの大きさ・揺れ具合)をあらわしています。

 

マグニチュード3~4程度の地震は日本ではほぼ毎日のように発生しています。

また、マグニチュード6.0~7.9クラスの地震は1年に数回~数十回、マグニチュード8.0を超える巨大地震もおよそ10年に1回程度は起こるといわれています。

 

震度については個人的に、震度3くらいになると「やや怖い」と感じるレベルですね。実際に震度6弱の地震にあったときには30代男のぼくでも何かにつかまって立っているのがやっとで、揺れがおさまるまでの間何もできませんでした。

震度6強、震度7ともなれば、さらなる恐怖とパニックに襲われ、とっさにできる行動などかなり限られたものになることは容易に想像できます。

もし「今」地震が起きたら、「どこに身を隠すのか」、「何をするのか」ということは常に考えておきたいですね。

 

それでは今回はこの辺りで。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


 

スポンサーリンク



コメント

タイトルとURLをコピーしました