一年で『一番昼の時間が長い日』として知られる夏至。夏に至ると書きますが、実際は夏本番の少し前、梅雨の時季に当たります。
ちなみに2019年の夏至は6月22日(土)です。
そんな夏至ですが、古来どんな意味があったのでしょうか。また、冬至にかぼちゃを食べるというような風習や、夏至のお祭りなどはあるのでしょうか。
今回は夏至についてあれこれ調べてみましたので、一緒に見ていきましょう!
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夏至とはどんな意味がある日?
まず夏至とはどんな日なのか、どんな意味があるのかについて書いていきたいと思います。
夏至は二十四節気の一つで、太陽黄径90度、夏至点を通過する日のことをいいます。太陽が北回帰線の真上に来るために、日の出ている時間(昼)が一年で一番長い日となります。
反対に冬至は太陽黄径270度となり、一番昼が短い日となります。
冬至と夏至の昼の時間の長さは、実に4時間50分程度の差があります。夏至の日の昼の時間は約14時間35分で、夜は約9時間25分となり、冬至では逆転して昼が約9時間45分、夜が約14時間15分となるようです。(東京)
北へ行くほど、つまり北海道ではもっと差がつくようです。(札幌の夏至は昼時間が約15時間23分もあるようです。)
ちなみに北半球が夏至の日は南半球の昼時間は一番短くなるようです。
また、夏至は二十四節気で次の小暑(7月7日頃)までの期間という意味もあります。
夏至は概ね毎年6月21日になりますが、4年に1度程度は誤差の分で6月22日となります。ちなみに2015年は6月22日でしたね。
夏至には食べ物の風習はある?
冬至にかぼちゃを食べるように、夏至にも決まった食べ物を食べる風習がある地域があるようです。しかし、冬至のようには風習として各地に根付いてはいないようです。
これは古来より田植えの忙しい時期であったために、あまり根付かなかったといわれています。各地にいくつか残っている風習がありますが、これも夏至だからというよりは、田植えを終えた労いで食べられてきたという意味合いもあるようです。
以下に名残のある地域の風習をまとめました。
- 小麦で餅を作り神にお供えしたり、焼餅にして食べた。(関東地方)
- 稲がタコの足のようにしっかりと根付くようにと願い、タコを食べた。(関西地方)
- うどんを食べた。(讃岐・香川県)
- イチジクを焼き田楽味噌をつけて食べた。(愛知県) など
こうして見ると、それぞれ地域の特産物であったり、旬のもので栄養のあるものを食べ、田植え後の疲れを癒したということでしょうか。また、夏本番を前に、夏バテ予防の意味もあったのかもしれませんね。
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夏至のお祭り『夏至祭』といえば?
夏至を祝うお祭りとして『夏至祭』という言葉がありますが、日本ではそれほど馴染みが無いように思います。
反対に、暗く厳しい寒さが長い期間続く北欧などでは、夏至を盛大に祝うお祭りが各地で行われています。
日本でもその北欧にゆかりのある地域では、北欧式の夏至祭を執り行うところもいくつかあるようです。
日本ならではの夏至祭として有名なものは、三重県伊勢市二見町にある、二見興玉神社の夏至祭があります。二見興玉神社は二見浦の『夫婦岩・めおといわ』で有名な神社です。
夏至の時期にはちょうど二つの奇岩の間から朝日が昇るため、一年で一番溢れる日のエネルギーを浴び、禊(みそぎ)を行うという神事が催されています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は夏至について色々と書いていきましたが、実際は夏至の頃というのは、日本では概ね梅雨の時季ですので、天気によってはあまり日が長いという実感が無いかもしれませんね。
ところで僕は夏に向けて体力をつけるため、讃岐うどんか大阪のたこ焼きが食べたいですね~。
いやーそれにしても讃岐うどんのあのつやつや麺にあのコシ!うむ。そして出汁と絡み流し込むつるんとしたうどんの喉ごしが至高のハーモニ・・・おおっと、話があさっての方向に行きそうなので今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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