夜、寝ようとベッドに入りウトウトしかけた時に突然、脚がどうにもむずむずする不快感に襲われ眠れなくなることがあります。
実はこれ、『むずむず脚症候群』または、『レストレスレッグス症候群』という立派な病気なんですね。
そして何を隠そう、管理人もこのむずむず脚症候群にはかなり悩まされている一人です。
それはもう長いお付き合いで、発症から二十数年が経っています。しかし決して毎日症状が現れるというわけではありませんので、これといった治療もせずにここまで来てしまいました。
しかし、人によってはより症状が重く、また、この病気自体の認知度の低さもあって、周囲の人になかなか理解されず、心身共に疲れてしまい、不眠症やうつ病などの精神疾患に繋がってしまうというケースも珍しくありません。
そんなむずむず脚症候群ですが、主にどのような症状が出るのでしょうか。また、症状は片脚だけの場合や、身体の他の部分にも出ることはあるのでしょうか。
今回はむずむず脚症候群の症状やどんな病気なのかについて書いていきたいと思います。
それでは見ていきましょう!
スポンサーリンク
むずむず脚症候群とはどんな病気?
『むずむず脚症候群』は、60歳代~70歳代が患者年齢のピークとされ、男性1に対して女性1.15とやや女性の割合が多くなっています。
最近になってやっと少し認知度が上がってきた病気なんですが、まだまだ聞いたことがないよという人も珍しくありません。しかし日本の人口の約2~5%(20人~50人に一人)が発症していると推定されている、意外に患者数の多い病気です。
また、長年それと分からずに、一人悩んでいる方も相当数存在するとも言われています。
加齢と共に患者数が増加する傾向にありますが、若年期、中年期に発症することも多くあります。
どんな症状が出るの?
主な症状としては、脚の表面ではなく内部がその名の通り「むずむずする」、「虫が這うような感じ」、「ほてる」、「かゆい」、「じーんと痺れるような感じ」など、人によって様々な表現がされることがありますが、大きな特徴として以下のようなものがあります。
・寝る前やじっとしているときに起こりやすい。
・耐え難い脚の不快感に襲われ、脚を動かさずにいられない。
・脚を動かすことで一旦はすぐに症状は治まる。
夕方から夜、特に就寝時の安静にしているときに発症することが多くあります。また、ソファでくつろいでいる時やイスに腰掛けてじっとしているときにも起こることがあります。
一度発症すると、とても我慢できないような不快感に襲われ、脚を激しく動かしたい衝動に駆られます。
ひざを曲げたり、脚をばたばたと上下させる、あるいは一度立ち上がって足踏みしたり、歩行することですっと症状が消えます。
しかし、同じ体勢に戻ってしばらくするとまた同じように不快感が始まり…、というように症状が繰り返し現れてくるので厄介です。
そのため寝つけない、眠りが浅いという不眠の原因の一つになります。不眠により良質な睡眠が取れないと、日中の集中力の低下や倦怠感を招き、精神的にも不安になったり、抑うつ的(気分の落ち込み)になる恐れがあります。
また、眠っている最中にも症状が出て、脚を動かしている場合もあります。この場合も睡眠の質が落ちてしまいますので、家族に睡眠中の異常な脚の動きを指摘されるようならば、注意が必要です。
管理人の症状はこんな感じです。
管理人の場合ですが、やはり就寝時によく症状が現れます。一度症状が出るとまず寝れません。寝ようとしてベッドに入り、ウトウトしだしたところで症状のピークはやってきます。
症状は、まさしく脚の中を大量の虫が這っているような、あるいは脚の中を誰かに延々とくすぐられているようなとても気持ちの悪い感覚です。
我慢してそのまま寝ようと思うんですが、脚を動かさないかぎり症状は治まらず、脚をばたばたして治めても、数秒するとまた繰り返し…。
これを30分~1時間もやっていると、もうだんだん腹が立ってきます。(寝ようとしているのに、誰かに1時間くすぐられているようなものです!)
「あ゛あーー!!!」と叫んでもうベッドから出て行き、ソファに座ったりして、「いつの間にか寝ていた」という状況になるまで何時間でも起きています。(嫁さんは最初びくっとしてましたが、最近は慣れて、また?と言われます。)
最近では症状が出だしたらもうあきらめてしばらく起きています。というのは、無理に寝ようとするとよく症状が出るため、もう眠気に耐えれないというところまで起きている作戦です。
しかしこんなことをしていては、まさしく寝不足になってしまいますので危険です。
普段の管理人の対策としては日中昼寝をしない、なるべく体を動かすということを意識して、なるべく疲れた(眠たい)状態でベッドに入ります。(のびた君並みにスコンと寝れればOKです。)
管理人の場合は症状が出るのは月に3、4回あるかどうかですが、これがもっと頻繁に起こるという人は本当につらい事と思います。
ちなみに発症したのは確か16歳の頃です。寝れん!と腹が立って、夜中に風呂に水を張り、脚を漬けているという行動は、家族にはかなり???な状況だったに違いありません。(嫁さんには最初、誰かにくすぐられていて寝れない!という私はちょっとやばい人だったに違いありません。)
いやー理解されないってのはつらいですよね…。
スポンサーリンク
片脚だけなることもあるの?
管理人を始め多くの方は両足に発症するようですが、片脚だけに症状が現れる人もいるようです。ちなみに管理人はふくらはぎに来ますが、足首より下という方もいます。
そればかりか、手や腕、腰や背中にこの症状が出るという方もいて、脚だけとは限らないようです。
夜が一番症状が出やすいと言いましたが、昼間にも症状が現れるのは重症化している可能性が高いと言われていますので、夜に限らず日中もこの症状に悩まされているという方は特に注意してください。
おわりに
今回はむずむず脚症候群という病気について書いてきましたが、その名前に似合わず、不眠を招き精神まで不調をきたす可能性のある恐ろしい病気なんですね。
日中の眠気やだるさにも繋がるため、仕事や生活にも影響が出かねません。また、周りの人にもなかなか説明しづらく、理解してもらいにくいというのもつらい所です。
ところでこのむずむず脚症候群の発症する原因とは一体何なのでしょうか。原因を知って治るものなら治したい!という気持ちは管理人も同じです!
むずむず脚症候群の原因や治療方法についてはこちらの記事でご紹介しています。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
スポンサーリンク
コメント