暑い日には汗をたくさんかきますが、その分の水分補給は欠かせません。
特に外での仕事や激しいスポーツの後には特にのどが渇きますが、かといって毎日清涼飲料水や炭酸飲料をがぶ飲みしているとペットボトル症候群になってしまう危険性があります。
ペットボトル症候群は別名を急性糖尿病と言い、放置して重症化するとかなり危険な状態にも陥るケースがある恐ろしい病気です。
その名称からはあまり恐ろしさは感じられませんが・・・。(´・ω・`;)
糖尿病と聞くと年配の方に多い病気と考えがちですが、このペットボトル症候群については若い世代にも増えている糖尿病の一つなんです。
ではこのペットボトル症候群と一般によく耳にする糖尿病との違いはどこにあるのでしょうか?気になったので調べてみました。
それでは一緒に見ていきましょう!
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ペットボトル症候群と1型2型糖尿病の違い
ペットボトル症候群(急性糖尿病)もその名の通り糖尿病の一種ですが、一般的によく耳にする糖尿病とは発症する原因や治療方法にそれぞれ違いがあります。
1型(突発性タイプ)や2型(生活習慣病タイプ)といわれる糖尿病は一度発症してしまうと、完治させることは難しく、インスリン投与や食事療法などの治療を継続しながら一生病気と付き合っていくことになります。
しかし、一時的に糖分を過剰摂取することで発症するペットボトル症候群は、原因となる糖分の過剰摂取をやめる事で、元の健康的な体に戻ることができます。
但し、急性糖尿病となっても、自覚症状がないために病状が重症化してしまい、昏睡状態に陥り、危険な状態になるケースもあるため注意が必要です。
それぞれの糖尿病の原因
それではこれらの糖尿病はどのような原因で発症するのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1型糖尿病
1型と呼ばれる糖尿病は、すい臓のインスリンを作り出す細胞が、自己免疫疾患やウイルス感染などにより破壊されてしまい、インスリンがほぼ分泌されなくなってしまうタイプです。
(※インスリンとは=食事をすることで増加した血糖をエネルギーに変換したりして、体の血糖値を正常に保つ役割をしているホルモンです。インスリンが不足あるいは正常に機能しないことで血糖値が上がり高血糖状態が続きます。この状態が糖尿病です。)
1型糖尿病は小児や若年層に突発的に発症することが多い病気ですが、成人や高齢者にも発症する可能性があります。
日本の糖尿病患者の3~5%がこの1型にあたり、糖尿病のタイプとしては少数派になります。
2型糖尿病
2型と呼ばれる糖尿病は、加齢や生活習慣が原因でインスリンの分泌が少なくなってくる、または分泌されてはいるが、正常に作用しなくなっていることで発症する糖尿病です。
一般的に糖尿病と呼ばれる病気はほとんどがこの2型に分類されます。成人から中高年に多く見られる糖尿病ですが、食生活の変化から小児にもなる場合があります。
日本の糖尿病患者の95%がこの2型といわれています。
ペットボトル症候群(急性糖尿病)
ペットボトル症候群は、上述したように一時的に糖分を過剰に摂取することで発症する糖尿病です。
液体の糖分は体に吸収されやすく、血糖値が上がりインスリンが大量に分泌されることになります。これを習慣的に続けることですい臓のβ(ベータ)細胞が疲弊してしまいインスリンが正常に分泌、作用しなくなるため発症します。
患者の多くがペットボトルの清涼飲料水を大量摂取していたことからペットボトル症候群と呼ばれるようになりました。
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ペットボトル症候群について知っておきましょう
ここではペットボトル症候群にならないために注意したい点についてお伝えしていきます。
清涼飲料水ケトーシスに注意
ペットボトルの清涼飲料水や炭酸飲料には概ね10%前後の糖分が含まれています。1.5邃唐フペットボトルであれば約150gもの糖分が含まれていることになります。
一度1.5邃唐フ空のペットボトルに実際に150gの砂糖を入れてみればその糖分の多さに驚愕すると思います。このような清涼飲料水を1日に平均2邃嶋ネ上、1ヶ月間も続ければ、ペットボトル症候群となる危険があるでしょう。
もちろん人によってインスリンの分泌量や体格、仕事や生活環境など様々な要素がありますので、決まった量はありませんが、1日2邃唐ゥら3邃唐熕エ涼飲料水を摂取するのはかなり危険といえます。
そして高血糖が続くと糖毒状態になります。のどが渇き、多尿になるなどの症状が出ますが、のどが渇くためまた清涼飲料水を飲むという悪循環になります。
その結果インスリン作用が低下し、ブドウ糖を体に吸収できなくなると、変わりに体は脂肪などをエネルギーに変えようと働きます。この際に血液中にケトン体といわれる毒性の代謝物が生成されて血液が酸性化します。そして脱水症状や意識障害を伴い、ついには昏睡状態に陥る場合があるのです。
このような状態は清涼飲料水ケトーシスといわれ、患者の特徴として青年層から中年層に多く、肥満がある、家族に糖尿病の患者がいる、これらの病気に対しての知識が少ないなどが挙げられます。
どんな治療をするの?
ペットボトル症候群は自覚症状が出にくいため、昏睡状態に陥り病院に運ばれて初めて糖尿病に気付くケースが多いようです。
緊急入院後は点滴やインスリン投与などで血糖値を正常に戻す治療が行われます。血糖値やインスリンの作用が正常化すれば回復に向かいますが、その人の素質によっては2型の糖尿病(生活習慣タイプ)へと移行してしまう可能性もあるようです。
ペットボトル症候群にならないために
ペットボトル症候群にならないために以下の点に注意しましょう。
- 病気についての知識を持っておく
- お茶や水を中心に摂取する
- スポーツの後など清涼飲料水は必要に応じて摂取するようにする
- 普段の食生活にも気を配る
- 日常的に適度な運動をする
- 定期健診などで血糖値について気をつけておく
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はペットボトル症候群について見てきましたが、暑い日やスポーツの後などはスポーツドリンクや炭酸飲料など清涼飲料水がどうしても飲みたくなりますよね。
汗を多くかいた後はスポーツドリンクなどはむしろ少しは取るようにしたほうが良い場合もあります。あくまで普段から飲みすぎないように飲み物について考えておくことが大切なんですね!
管理人は運動不足の上に、『がぶ飲みしたいときぃぃー!!!』が多くて困ります。いやー切ない。(*´Д`)=з
え?し、知らない?
そんな若年層のあなたは特に注意ですよ!
暑いときには食べ物にも注意したいですね。夏バテ対策は食べ物から!積極的に取り入れたい食材はこれ!!
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
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