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山開きとは?富士山は山開き前でも登山できる?

前回は海開きについて書きましたが、海といえば山!ということで、今回は山開きについて書いていこうと思います。

夏休みや秋の行楽シーズンには、山登りを楽しむ方も多いと思います。

登山はある程度の高山になってくると、それなりの装備も必要となってきますし、山頂を目指して登っていく行程では体力、精神力共にきつくつらいこともあります。

しかし空気はとてもおいしく、山頂へ登りきったときの達成感と、山頂から見るパノラマの景色は言葉では言い表せないほどの感動があります。

 

そんな魅力のある登山ですが、山には山開きというものがあります。

今回は山開きとはどういうものか、また、富士山のように登山客に人気の山に、山開き前に登ることは可能なのかなど、気になったことについて書いていこうと思います。

それでは見ていきましょう!

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『山開き』とはもともとどんな意味?

古来より『登山』というのは宗教的な行事であり、霊山などでは一般の人への登拝(山頂に祭られている神様にお参り)を禁止していたが、夏季の一定期間だけその禁を解き、山を開いたことから『山開き』という。

別の意味では、山を切り開き新しい道を作ること。

もう一つは江戸時代、江戸深川八幡宮別当永代寺において、その庭園を一般に開放した日のこと。とあります。

現在では、主にスポーツとしての登山がその年初めて開始される日として使われています。

 

昔から富士山などの山岳信仰の盛んな山では、山伏や僧侶達の修業の場として一般の人は立ち入ることのできない聖なる場所とされてきました。

しかし江戸中期頃になると、各地で山頂に祭られている神を拝むための講中登山が行われるようになり、山開きが始まったようです。

また、山開きの初日を特に『お山開き』とよび、信仰する者たちの祝う日となりました。

この頃から富士山の山開きは7月1日だったようですが、今も登山者への山開きは同じ日となっています。

冬の高山は想像以上に凄まじく厳しい自然環境です。そのため山を開放する期間を区切るのは今も昔も変わりませんね。

 

富士山は山開き前でも登山できるの?

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ここで一つ気になったのですが、富士山を含む登山客に人気のある山々では、山開きをするところもあれば特にそのような行事をしないところもあります。

そこで、山開きをする山の山開き前や閉山後に登山するために山に入ることはできるのか?という疑問です。

この答えとしましては、『入れないことは無い』です。

基本的にはシーズン以外に入山することを完全に禁止ということにはしていないようです。

ちなみに富士山ですと厳冬期は登頂不可という表現がされていますね。

(※ただし山を管理する機関が特別に事故防止のために入山を禁止・制限している場合や私有地、霊山などで特別の入山制限が出されている山等に関しては必ずそれに従ってくださいね!)

 

しかし付け加えたいのは、あえて厳冬の過酷な条件を選んで登山にチャレンジしているような、エキスパートな登山家の方達以外は『入らないほうが良い』ということです。

山開きがされているシーズン以外を避けたほうが良い理由はいくつかあります。

 

登山シーズン以外を避けた方が良い理由

①山小屋が営業していない

シーズン中以外は山小屋が営業しておらず、誰も人がいません。

つまりは食料の補給やトイレも使うことができず、天候が悪化しても非難することもできません。怪我や病気の際も頼ることができないということです。

また、その分の装備や荷物が増えるため、担ぐ荷物の重量が増えます。

 

②急な天候変化や雪崩の危険がある

山の天候はとても変わりやすいものです。シーズン中以外の季節ではなおさらでしょう。

また山開きは、登山道の除雪や危険箇所をしっかりと整備された上で行われていますので、これ以外の時期ではより危険な悪路となります。

 

③気温が低い

高山ではシーズン中といえども山頂付近は気温が1桁になります。

さらにオフシーズンともなればぐっと気温は下がり、これにより低体温となりやすく、高山病の可能性が上がります。


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おわりに

いかがでしたでしょうか。

ひとまず思いつくところを挙げてみましたが、どれを取ってもリスクの方が大きいと思います。

誰もいない山の吹雪の中で高山病・・・凍傷・・・しひぃぃ!お、恐ろしいぃぃぃ!!!

失礼しました。取り乱してしまって。

 

他にもシーズン中に比べてあらゆるリスクが増すことと思います。

登山は自己責任とよくいわれますが、山でのリスクは紛れも無く死のリスクですからね。

遭難などとなれば、多くの人たちが動くことになり自己責任ではすまなくなることもあります。

なるべく軽率な行動は慎みたいものです。

 

その他にも、昔は山開き期間以外に霊山に入ると、『天狗に襲われて帰ってこれない』と言い伝えがあるように、山岳信仰の方面からみても良いことではないようです。

とはいえ登山は時期と安全、ルールを守れば、とても魅力のあるスポーツだと思いますので、興味のある方は今回の記事も参考にしてみてください!

天狗は・・・ちょっと・・・見てみたいかな・・・。(´・ω・`)

 

管理人が実際に富士山で体験した高山病の記事はこちらです。

高山病の症状ってどんなの?実は結構危険です!

 

それでは今回はこの辺りで。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


 

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