「サミットって一体何をするの?」
とお考えではありませんか?
2016年には伊勢志摩サミットが開催されますが、それに合わせてニュースや新聞でもよく『サミット』という言葉をみかけます。
「なんとなく世界のお偉いさんたちが集まるイベント?」ということは分かりますが、何のために開催されていて、どんなことが行われているのか、いまいちよく分かっていない人も多いのではないでしょうか。
ということで今回は、サミット(主要国首脳会議)とは?どんなことをするものなの?という疑問について分かりやすく解説していますので、一緒に見て行きましょう!
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サミットとは?
サミット(summit)にはもともと「頂上」という意味があり、各国の首相や大統領など最高責任者同士の会議(トップ会談)にこの言葉が用いられるようになりました。
日本では、主要国首脳会議といわれています。
いつ始まったの?
サミットの始まりは1975年11月、フランスのパリ郊外にあるランブイエ城にて第一回首脳会議が開催されました。
当時の参加国は日本を含む以下の6カ国でした。
・アメリカ
・イギリス
・フランス
・ドイツ
・イタリア
翌年の1976年以降にはカナダが加わり、7カ国によるG7サミット(Group of Seven)と呼ばれるようになります。
1998年にはロシアも正式に加わり、G8サミット(Group of Eight)と呼ばれるようになりますが、2014年以降はロシアは参加しておらず、元のG7サミットとなっています。
何をしているの?
第一回サミット開催の背景には、第一次石油危機などの世界的な経済の問題(金融や貿易、エネルギー問題など)があり、これらの問題を一つの国の中で処理することは困難であることから、当時先進国といわれていた国同士の話し合いの場が必要とされたのが始まりです。
その後現在に至るまで、一年毎に議長を務める国を持ち回りつつ開催されています。(2016年は日本ということですね。)
議題となる事案は様々で、その開催時に最も重要である国際問題や世界情勢、世界経済、環境資源、政治問題、開発問題、など広く議論がなされています。
サミット終了後にはその時の決定事項が宣言として発表されたりしています。
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G20とは何が違うの?
G7やG8とは別に、G20というサミットも開催されていますが、これは何が違うのでしょうか。
近年、先進国と呼ばれていた国々の間にも、様々な経済危機に直面しているという事実があります。反対に、新興国と呼ばれる国々には目覚ましい発展をとげている国が多くあります。
現在の世界の金融危機の問題に対応するには、G8だけでは限界があるということで、2008年、G8(当時)とEU(欧州連合)、これに以下の11カ国が加盟したG20が発足されました。
・韓国
・オーストラリア
・トルコ
・インド
・インドネシア
・メキシコ
・ブラジル
・アルゼンチン
・南アフリカ
・サウジアラビア
2016年現在までに、G7サミットとは別に、G20サミットとして開催されています。
G20では特に、世界経済や金融についての議論がなされるため、金融サミットとも呼ばれます。
参加する国が多くなるにつれて、国同士の微妙な利害関係や対立などの問題も増えるため、意思の統一というのがより難しくなってくるようですね。
また、G7に対してG20の世界経済のシェアは広く、年々G20の中での議論の重みが増しているということです。
おわりに
2016年5月に開催される伊勢志摩サミットですが、現地が近くなので、先日ひょっこり街の様子をのぞいてきました。
街の景観工事が行われていたり、サミット開催を祝したのぼり旗などが揺らめいていて、かなり大ごとになっていましたよ!
サミット直前から当日にかけては、厳重警備に交通規制が行われ、どうやら普段とは街の様子が全く違うということなので(当然でしょうけど)、ぼくはもう近づかないようにしようと思います。(笑)
せっかくの超重要会議ですから、これからの世の中が良くなるようにしっかり話し合っていただきたいものですね!^^
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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