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お米に虫がわいてしまった!これって食べれるの!?対処法は?

「さ、明日も子供達はお弁当もち。お米を研いでおかなきゃだわ♪」

と台所へ向かった妻。しばらくすると「ぎゃああああああぬおおおお!!!」となにやら奇声を発している模様。

一体どうした!!?と見に行くと、どうやら米びつに入れたお米に虫がわいているようです。

 

気温、湿度ともに高い時期にはお米に虫がわいてしまうことがあります。主食であるお米に虫がわくというのはなかなかショックですよね。しかもまだたくさん米びつにお米が残っているのに…。

ところでこの虫がわいてしまったお米は食べれるのでしょうか?虫が発生した場合の対処法は?

などなど気になるところを、米作り歴30余年の管理人が(大袈裟ですね(笑)実家がいわゆる兼業農家というヤツです)このお米にわく虫についてお伝えしたいと思います。

それでは行ってみましょう!

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虫のわいたお米は食べれるの?

問題なく食べることができます。

長期間の放置や、よほど酷く食害されている場合は少し考えますが、捨てるのはもったいないですからね。

ただし虫とお米を一緒にふっくらと炊いてしまうことは避けたいもの。以下の方法を試してみてください。

 

ざるに入れて振る

お米を研ぐ前にざるで振るい、虫の糞や食害されたくず米を振るい落としましょう。

 

お米をよく洗う

虫と食害された米粒はお米を研ぐ際に浮いてきますので、ジャッジャッと手で研ぐ前にいつもより多く水を替えて全て流しだしてしまいましょう。

食害されていないきれいなお米は水に沈みますし、コクゾウムシの成虫やノシマダラメイカの幼虫であれば、除去できたかどうかはほぼ目で確認できると思います。

 

食べてしまっても害はない

これらの虫に毒や病原性はありません。もしも虫が入ったままご飯を炊いてしまったり、なんなら虫ごと食べてしまったとしても人体にはまったく影響はありませんのでご心配なく。(もちろん食べたくはないです。

 

容器を清潔にしておきましょう

虫のわいた容器には卵や糞が残っているかもしれません。新しいお米を入れる前にはよく洗って乾燥させておきましょう

 

大量に発生してしまった場合は?

家庭でお米をストックする量や、保存状況に気をつけていればそれほど大量に虫を発生させてしまうことは少ないとは思いますが、長期間家を空けていたり、実家から大量にお米を送ってもらったなんてときには考えられますね。

たくさん虫がわいてしまったら、お米と虫を分別しなければなりませんね。

やり方は、陽のあたる場所にレジャーシートやブルーシートを広げ、その上にお米を薄く広げます。コクゾウムシであればしばらくそのまま陽に当ててやることで徐々に逃げていきます。ノシマダラメイガの幼虫は割り箸などでつまんで除去してしまいましょう。

とても参考になる動画がありましたのでご覧ください。(再生時間2分04秒)


米農家さんでしょうか。随分手馴れたご様子でしたね。

管理人はここまで虫を発生させたことはありませんが、たくさん発生させてしまったときは試してみようと思います。


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ところでお米にわく虫の正体は?

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一般的に家庭内で保管しているお米に虫がわいた!といえば代表的なのが以下の虫です。

 

コクゾウムシ(穀象虫)

体長3mm前後の甲虫の一種で、濃茶から黒っぽい色をした小さな虫です。口先が象の鼻のように長く伸びているのが特徴です。(上の画像がそうですね。)

コクゾウムシの成虫は米粒に穴を開け卵を産み付けます。やがて米粒の中で孵化した幼虫はその米粒を食べて成長し成虫となって出てきます。

卵や幼虫のうちは小さくなかなか見つけられませんが、黒っぽい色をした成虫がお米の表面に歩き回っていればよく目に付きます

幼虫も成虫も米や麦などの穀物を食害します。

 

ノシマダラメイガ(蛾)

ノシマダラメイガは体長1cmほどの蛾の一種で、お米の表面に卵を産み付けます。その後孵化したいもむし形状の幼虫がお米を食害します

こちらも卵の間は目に付きませんが、幼虫は1cm程のいもむしで頭が赤く身体はクリーム色をしていて目に付きます。

幼虫がお米を食害してサナギになる過程で、白い糸を出して数十粒の米粒同士を引っ付けて繋いでしまいます。その米粒を持ち上げるとつらつらと引っ付いた米粒がブドウのように持ち上がってきます。

成虫になると蛾となり飛び立っていきます。成虫は穀物を食害しませんが、一週間程度という短い寿命の間に200個ほどの卵を食品の周辺に産み付けます。

 

これらの虫はいつ入ったの?

虫の侵入経路は様々です。収穫前にすでに卵を産み付けられている収穫後の乾燥、精米に至る過程の中精米後の保管中など至るところで虫(卵)が付くことは考えられます。

また、乾燥中の温度にも耐えること卵の大きさが1mmにも満たないほど小さい米粒の中にも卵を産む、ということもあり、完全に除去することは難しいといえます。

ただ、虫が付くお米ということは、無農薬又は残留農薬のほとんどない安全なお米である証でもあります。虫にとっても人間にとっても安心なお米というわけですね!

実際管理人の両親は、孫に安全安心なお米を食べさせたいと、無農薬栽培にこだわっています。農薬を使えば虫の食害などは確かに減らせるとは分かっていますが、そこはあえてこだわっています。そのため管理人も多少の虫の発生は致し方ないことと考えています。

 

おわりに

今回は家庭でのお米にわく虫について書いてきましたが、なかなかお米の保存って気を使うんですよね。一度虫を発生させてしまったのをみると、しっかり洗ってもそのご飯がなかなかおいしく食べれないということもあると思います。

管理人もそんなときは結構気をつけて食べるんですが、「ほう、今晩の白ごはんはひと味違うな・・・隠し味?どこかイモ?のような芳醇な甘みが・・・ってイモムシやん!!!!(ToT)ガーンという経験があります。(注:実際は味は変わりません)

その後はそのイモ野郎を取り除いて普通に食べましたがなんともありませんでしたよ!(気分以外はね。

 

ということで、お米の保存中にこれらの虫をいかに発生させないようにするか、これが重要になってきますね。

 

お米の上手な保存方法お米にわく虫対策については、こちらの記事で詳しく書いていますので、参考にしてください。

お米の保存方法!虫の発生を防ぐ効果的な対策はこれ!!

 

 

他にも関連記事があります。

お米一升は何キロ?実際にはかりで量ってみました!!

お米一合は何グラム?水の量は?炊いた後の重さは!?

 

それでは今回はこの辺りで。

最後までお読みいただきありがとうございます。


 

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コメント

  1. 太田祐子 より:

    ありがとうございました。

    • 管理人J より:

      太田祐子さん
      コメントありがとうございます!

      参考にしていただければ幸いです!^^

  2. ニシタニ より:

    玄米だと保護色なので、よりショッキングです~。
    ガの幼虫は水に浮くと聞いて、安心しました。
    ありがとうございました。

    • 管理人J より:

      ニシタニさん
      こんにちは。返信が遅れてすみません。
      なるほど、玄米ですとより気をつかいますね。
      僕も気になるときはいつもよりしっかり研ぎ水を使って洗米し、残りのお米もなるべく早く消費してしまうように気を付けています。(^^)
      コメントありがとうございます。

  3. 涼子 より:

    お米を洗米しようとしたところコクゾウムシを発見、大きなショックを受けながらこのページを拝読しました。
    なるほど、研ぐ前に水で浮かして軽くて怪しいお米は排除してしまうのですね!
    虫も軽いので浮いてしまいますもんね。
    良かった、、、パニックを起こして全て捨ててしまおうかと思ったぐらいでした。
    これで安心して食べられます。
    どうもありがとうございましたm(_ _)m

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