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乾電池の液漏れ!?安全に処理するにはどうすればいいの?

子供のおもちゃや電化製品のリモコンが動かない。

電池切れかな?と蓋を開けてびっくり!!

乾電池から粉とも液体とも思える何かが噴き出した形跡が!!

これってたしか猛毒じゃないの!?なんて心配になってしまいました。

 

実はこれ、乾電池を長期間使用していると結構あるんですよね。

 

噴き出してしまったものはしょうがないとして、安全に処理するにはどうすればいいのかその後もその家電は使っても大丈夫なのかそもそもこの液体の正体はなんなの?と気になるところがたくさんありますよね。

特に小さなお子さんがいる家庭では、万が一にも口に入ったりしてしまわないかと心配になるところだと思います。

 

というわけで、今回は乾電池が液漏れを起こしていたときに安全に処理する方法、この液体の正体など、『乾電池の液漏れ』について書いていますので、一緒に見て行きましょう!


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漏れ出た液体の正体は?

乾電池 液漏れ 処理

処理方法について見ていく前に、この液体の正体を先に知っておいた方が後の説明が分かりやすくなると思いますので、先にこの漏れ出た液体について説明しておきますね。

 

液体の正体は電解液

乾電池から漏れ出てくる液体の正体は、乾電池の中に入っている電解液と呼ばれるものです。

電解液とは、乾電池の内部で電気を発生させ、その電気を伝導させて使えるようにするために必要なものです。

電解液は一種類ではなく、電池の種類によって様々な成分のものが使われます

今回は家庭の身の回りの電化製品に多く使われており、生活の中でよく目にするアルカリ乾電池とマンガン乾電池を中心にお話します。

 

◆アルカリ乾電池

アルカリ乾電池の電解液は水酸化カリウムという物質の水溶液で、非常に強いアルカリ性です。

石鹸やシャンプー、一部の食品添加物や薬剤などにも使用されるものですが、単体では皮膚が溶けるほどの強アルカリ性で、劇物指定されているものです。

乾電池内では液体で存在していますが、乾電池の容器から漏れ出すと、空気中の二酸化炭素に反応して白っぽい粉のような状態になります。

同じくエボルタ乾電池、オキシライド乾電池も同様の電解液が使用されています。

 

◆マンガン乾電池

マンガン乾電池の電解液は塩化亜鉛という物質の水溶液で、弱酸性です。

乾電池の材料のほか、木材の防腐剤などに使用されています。

水酸化カリウムほどの強い刺激性はありませんが、やはり劇物に指定されており、人体に対して毒性があります。

 

いずれにしても、漏れ出してからさらに時間が経って、塩のように粉吹いた状態でよく見つかります…よね…。またやってしまった…。(汗)

乾電池 液漏れ 処理

 

人体に害はあるの?

乾電池から漏れ出た電解液に触れたり、万が一目や口に入ってしまった場合には、人体に非常に危険な影響があります

特に強アルカリ性である水酸化カリウムは、人体に甚大な害を与える恐れがあります。

また、弱酸性であるマンガン乾電池の電解液は、水酸化カリウム程の影響はありませんが、人体にとって有害性があることに変わりはありませんので、同様に注意が必要です。

 

皮膚に付着した場合

皮膚(肌)に付着したまま放置してしまうと、科学やけどを起こす恐れがあります。

科学やけどとは、強酸性や強アルカリ性の化学物質によって、水ぶくれやただれ、あるいは壊死するなど、皮膚が損傷することです。通常の熱傷(やけど)よりも皮膚の奥深くまで損傷しやすいため、重症化する危険性があります。

皮膚に付いた、あるいは液体に触れてしまった際には、時間を置かずすぐに大量の流水で洗い流してください

すぐに処置すればあまり問題はありませんが、付着した箇所、量、その後の経過(ひりひりするなど)によっては医療機関で相談しましょう。

 

目や口に入った場合

目や口に入ってしまった場合はより深刻です。

目や口に入ってしまった際にも、すぐに大量の流水で洗い流してください適切な処置を行わないと、失明の危険があります。処置後はすぐに医療機関を受診しましょう。

万が一誤って飲み込んでしまった場合は、消化器官の損傷の恐れがあります。すぐに医療機関を受診してください

 

床や衣類に付着した場合

床に付着した場合はすぐに濡らしたティッシュや雑巾でしっかりと拭き取ってください

衣類に付着した場合は、皮膚に付けないように脱ぎ、大量の水で洗い流した後、通常の洗濯をすれば概ね問題ありません。

しかしいずれの場合も、付着した部分の損傷や劣化の可能性はあります


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電解液を安全に処理するためには?

乾電池 液漏れ 処理

ここまでにお伝えしたとおり、乾電池から漏れ出た電解液は人体に害のある危険なものです。

もしも液漏れした乾電池を見つけた場合は、慌てずに以下のように処理しましょう。

 

保護具を着用する

乾燥して粉状になった電解液が飛散して目や口に入ることを避けるために、保護メガネマスクなどの保護具を着用した上、ビニールまたはゴムの手袋を着用して作業を行いましょう。

機器から外した乾電池はすぐに密封できる袋に入れ保管し、決められた日に早めにゴミ出ししてしまいましょう。

小さなお子さんのいるご家庭では、お子さんの手の届かないところで保管することをお忘れなく。

 

電池BOXの処理(掃除)の仕方は?

リモコンやおもちゃの乾電池が入っていた電池BOXも、保護具を着用してきちんと処理(掃除)しておきましょう。

①少量の水を含ませたティッシュや雑巾で電解液(粉)をしっかり除去する。

②乾いた布やめん棒を使用して乾拭きしておく。

③電池の接地面が腐食や錆びている場合は紙やすりで接地面を磨いておく。

④新しい電池と交換する。

 

電池BOXの蓋も含めてきれいに電解液を除去しておけば、その後も問題なく使えますが、あまりにも腐食が進んだものや、形状により電解液がきちんと除去しきれないものなどに関しては、安全のためにその後の使用は控えた方が良いかも知れませんね。

おわりに

乾電池の液漏れ。たまにしか使わない機器なんかがあると結構やってしまうんですよね…。

もし発見した際は今回の記事を参考に、落ち着いて処理してくださいね!

錆びついていてなかなか外れないからと、カンカンと叩いたり、指で「フンッ!!」と引っこ抜いたりすると粉が飛び散りますよ!

そうそう、外しにくいときはマイナスドライバーなどを使うのも良いですよ。

 

ところでこの乾電池が液漏れする原因って何なのでしょうか。使い方が問題?それとも不良品なの?

これについてはこちらの記事で詳しく書いていますので参考にしてください。電池が液漏れする原因とは!?防止する5つのポイントはこれ!

 

それでは今回はこの辺りで。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


 

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コメント

  1. […] こちらが詳しく説明されてますので ご覧ください 乾電池液漏れリンク 毒性もあるみたいです。 […]

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